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やっぱりスパイディーは最高ヽ( ・∀・)ノ フォー!!「スパイダーマン ホームカミング」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、現在公開中のマーベル最新作『スパイダーマン ホームカミング』ですよー!
先に感想を書いちゃうと、最高だったヽ( ・∀・)ノ フォー!!

朝8時20分の回に眠い目を擦りながら行った甲斐がありましたよー!

ただ、まだ公開したばかりの作品なのであまり内容に踏み込めないのが悩みどころ。
なので、出来る限りネタバレしないように気をつけて書きますが、これから本作を観る予定のある方は、先に映画館で映画を観てから、このブログを読んでくださいねー!

いいですね? 注意しましたよ?

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あらすじと概要

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのトム・ホランドを主演に迎えたヒーローアクション。血気盛んなスパイダーマンが、突然出現した怪物に戦いを挑む姿を活写する。アイアンマンとして数々のマーベル作品に出演してきたロバート・ダウニー・Jrや、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンらが共演。新人ヒーローの成長ぶりに目を見張る。

ストーリー:15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

スパイダーマンとは

スパイダーマンは、1962年(61年?)8月に、マーベルコミックから刊行された「Amazing Fantasy#15」で初登場。
両親を失い、叔父叔母に育てられた科学オタクで冴えない少年ピーター・パーカーが、社会見学にきた研究所で実験中の蜘蛛に噛まれて特殊な能力を得て、スパイダーマンとしてニューヨークを守るという物語です。

映画版では2002年、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」(トビー・マグワイア主演)が最初で、2004年、2007年の三部作が公開されたあと、2012年ソニー・ピクチャーズ制作の「アメージング・スパイダーマン」(アンドリュー・ガーフィールド)にリブートされ2014年公開に続編も公開されました。

コミック版では既にアベンジャーズとも共演していたスパイダーマンでしたが、映画版では権利関係もあって、マーベルヒーローが集結する「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)では登場出来ないかと思われてたものの、ソニー・ピクチャーズとマーベルのパートナーシップ締結によって、2016年「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にゲスト出演。

そして、本作「スパイダーマン ホームカミング」が6度目の実写映画化となります。
「ホームカミング」はホームパーティーの事らしいですが、もちろん「スパイダーマンが我が家に帰ってきた」というダブルミーニングなんでしょうね。

今度のスパイダーマンは15歳

サム・ライミ版「スパイダーマン」は、映画版では詳しく明かされませんが恐らく初期の原作を元ネタにしていて、なので登場人物の服装やキャラクター、町並みの一部もどこか60年代を思わせる作りになっています。

リブート版の「アメージング~」では、タイトル通りコミック版「アメージング・スパイダーマン」を原作に、世界感はアルティメットスパイダーマン」を元に作られています。なので、サム・ライミ版に三部作に比べるとかなり現代的だし、蜘蛛の糸も手首からではなく、手首に装着して蜘蛛の糸を発射するウェブ・シューターという機械に変更されています。

実は、コミック版では元々、このウェブ・シューターで蜘蛛の糸を発射してたんですが、サム・ライミが高校生がこんな機械を発明するのはおかしいと、手首から糸が出る設定に変更したそうですね。

性格的にも、旧三部作のトビー・マグワイア版ピーター・パーカーは少し暗いし、いかにもモテないオタクという感じ。
対して「アメージング~」版のアンドリュー・ガーフィールドは、原作に近い比較的明るくておしゃべりなキャラになってるんですね。

ぶっちゃけ僕は、トビー・マグワイア版の非モテで暗くて童貞くさいピーター・パーカーの方が好きだったりするんですけどねw

で、本作のトム・ホランド演じるピーター・パーカーは、旧三部作と「アメージング」のイイトコ取りという感じ。
基本、無邪気で明るくて、おしゃべりだけど童貞感もちゃんとあるっていうw

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多分、今までの実写版スパイダーマンを知る人にとっては、幼い感じがするかもしれません。

というのも、今回のピーターは15歳の高校2年生なんですね。
また、これまでのスパイダーマンは自分の失敗から叔父さんを亡くしてしまった十字架を背負っていて、それがスパイダーマンの行動理念に繋がっているという設定なのに対し、本作の彼は「シビル・ウォー」でトニー・スターク(アイアンマン)にスカウトされたのをきっかけに、アベンジャーズのメンバーになりたくて奮闘するという設定。

自分が役に立つ事をアピールするために必死な彼は、しかし、やることなすこと空回りの失敗ばかりだし、自分を一人前のヒーローと認めてくれないトニー・スタークに癇癪を起こしたりします。

その、必死に背伸びしてる感がカワイイやらもどかしいやらw

また本作は学園モノでもあり、学校行事に参加したり、同級生の親友とボンクラトークしたり、女の子に恋しちゃったりと、思いっきり青春してるのも良かったですねー。

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映像的な事でいうと、旧三部作と「アメージング~」がビルからビルの間を飛び回るライド感に重点を置いていたのに対し、本作ではライド感自体はあまりなくて、その分、細かいカットを繋いでのスピード感というか、全体的に軽快さを重視してる感じがしました。

舞台設定もアベンジャーズやアイアンマンに合わせているので現代的(というか少し未来的)だし、ピーターのキャラもいかにも現代っ子という感じになっています。

一方で、ピーター・パーカーの時は自分に自信が持てない彼が、スパイダーマンになることで万能感を得るという設定は過去作(特に旧三部作)を踏襲していて、本作での体験を通じて彼が成長し、ピーター・パーカーとスパイダーマンとしての彼が一つになるという物語なんですね。

悪役は初代バットマン!?

そんな本作で悪役(ヴィラン)バルチャーを務めるのは、ティム・バートン版の「バットマン」を演じたマイケル・キートン

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彼がこれまでの悪役と違うのは、思想や野望を持って悪事を働くわけではなく、あくまで家族の生活を守るために“仕事として”悪事を働くというところ。
つまり“悪役”ではあるけど、“悪人”ではないんですよね。
同時に、両親のいないピーターにとって彼は父性の象徴でもあって、これは劇場版スパイダーマンの悪役に引き継がれている特徴でもあります。

今回はトニー・スタークも父性的側面を持っているし、久しぶりに登場したトニーの側近ハッピー(ジョン・ファブロー)にも父性的な側面があって、それぞれがピーターの成長を助ける役割も担ってたりします。

あと、久しぶりの登場と言えば、トニー・スタークの恋人のペッパー(グウィネス・パルトロー)もちょこっと登場しますよー!

スパイダーマンというヒーロー

スパイダーマンは、他のマーベルヒーローと比べても最弱クラスのヒーローです。
それでも多くのファンが彼に惹かれる理由は、彼が等身大で敵を倒すことより人助けを優先するヒーローだから。

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ニューヨーク在住で、いつも未熟さゆえの悩みを抱えていて、困っている人がいたら敵そっちのけで助ける一番身近な「Friendly Neighborhood(親愛なる隣人)」というキャラクターこそ彼が長年に渡って愛され「スパイディー」の相性で親しまれている所以で、スパイダーマンというヒーローの柱でもあります。

「旧三部作」「アメイジング~」そして本作と、キャラクターや細かい設定変更はあっても、この柱が変わらない限りスパイディーは庶民のヒーローとして、これからも愛され続けていくんじゃないかと思いますよ。

マーベル映画と言うとちょっと尻込みしてしまうかもですが、本作は単体の映画としても十分に楽しめる作品になっていると思うので是非沢山の人に観て欲しいし、もう少し深く楽しみたいという人は最初の「アイアンマン」と合わせて観るのがオススメです。

興味のある方は是非!!!

 

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