今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

”新生”MCUでは一番良かった「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(2015)

ぷらすです。

公開初日に劇場で観てきました『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

昨年夏公開の「デッドプール&ウルヴァリン」以来、約半年ぶりのMCU新作ですが、個人的にはここ数年、マルチバースサーガになって以降のMCU作品の中で一番良かったと思いましたねー!

今回はまだ公開したばかりの作品なので、出来るだけネタバレしないよう気をつけますが、一切内容を知りたくないという人は先に劇場で本作を観てから、この感想を読んで下さいね。

https://eiga.k-img.com/images/movie/97590/photo/4ba8b8e9850c338e.jpg?1731205916

画像出展元URL:http://eiga.com

概要

マーベル・コミックスに登場する人気キャラクターを実写映画化した『キャプテン・アメリカ』シリーズの第4弾。初代キャプテン・アメリカからその座を受け継いだサム・ウィルソンが、あるテロ事件をきっかけに世界中に広がった混乱を収めようとする。監督を務めるのは『ルース・エドガー』などのジュリアス・オナー。アンソニー・マッキーが新キャプテン・アメリカを演じるほか、ダニー・ラミレス、リヴ・タイラーハリソン・フォードらがキャストに名を連ねている。(シネマトゥディより引用)

感想

ドラマの続編ではあったが

本作はMCUの大人気キャラ・キャプテンアメリカことスティーブ・ロジャースが、「アベンジャーズ・エンドゲーム」のラストで自身の象徴である盾を託した親友、ファルコンことサム・ウィルソンが二代目キャプテンアメリカとして世界を救うというストーリー。

https://eiga.k-img.com/images/movie/97590/photo/d5a96b9a556d8946/640.jpg?1736986128

画像出展元URL:http://eiga.com

実は「~エンドゲーム」の後にDisney+で「ファルコン&ウィンターソルジャー」というドラマ作品があって本作はその続編であるため、ドラマを見てない人は楽しめないのでは?とも思ったのですが、実際観てみるとそれは杞憂でドラマ未試聴でも十分楽しめる作りになっていました。(もちろんドラマを見ている方が物語やキャラクターの解像度は上がりますが)

また本作でハリソン・フォードが演じるロス大統領は、MCUでは「インクレディブル・ハルク」でアメリカ陸軍将軍として初登場。以来「シヴィルウォー/キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」で主に悪役として登場するキャラで、本作では他にも「インクレディブル~」の登場キャラが登場しますが、「インクレディブル~」を観ていなくても普通に楽しめると思います。(僕もインクレ~はほぼ覚えてないけど普通に楽しめました)

https://eiga.k-img.com/images/movie/97590/photo/c6d691bb7541a97e/640.jpg?1738624169

画像出展元URL:http://eiga.com

で、このロス将軍はずっとウィリアム・ハートという俳優が演じていたんですが2022年3月に他界した為、本作ではハリソン・フォードが引き継ぐ形になったんですね。

本作でのロス大統領を観ると、出来る事なら長年ロス将軍を演じてきたウイリアム・ハートに演じさせてあげたかったと思ったりしましたが、部屋に飾られていた若き日の家族写真はウイリアム・ハートのまま(だったと思う)で、そのへんに制作陣のウイリアム・ハートへの想いが感じられましたねー。

ともあれ、そうした映画やドラマの要素についてはすべてセリフなどで説明があるので、予習などはしなくても十分に楽しめるはずです。

初代がサムに盾を託した理由

本作はエンドゲームで初代キャップであるスティーブ・ロジャースが、なぜ(肉体的に)特別な力を持たないサムにキャップの象徴である盾を渡したのかのアンサーになっていて、それがそのまま「ヒーロー論」に繋がっています。

https://eiga.k-img.com/images/movie/97590/photo/6839b16c454ba1c3/640.jpg?1736986135

画像出展元URL:http://eiga.com

ヒーローをヒーローたらしめるのは強靭な肉体や特別な力ではなく、その精神性なんですよね。そういう意味でサム・ウィルソンは普通の人間で、肉体的には他のスーパーヒーローやヴィランに遠く及ばないわけですが、彼のが持つ特別な能力は共感力であり対話力なんですね。サムと言うキャラは一言で言うと、メッチャ優しくて気のいいヤツなのです。その辺、サム・ウィルソンの魅力には演じるアンソニー・マッキー自身のキャラクターも一役買っている気がします。

ドラマ版はそんなサムがキャップの重責に悩みながらも、自身の役割を受け入れ二代目キャップになるまでが描かれていて、本作ではある意味二代目「キャプテン・アメリカ」としての第1作となるんですが、現在のアメリカ、ひいては分断と争い・差別など世界中に広がる問題をしっかり「ヒーロー映画」に落とし込んでいる地に足の着いた作品で見ごたえあり、マルチバースサーガ以降に公開されたここ数年の「何でもアリ」な世界観の作品群に疲れたファンも本作は楽しめるんじゃないかと思います。

なので、MCUに疲れた人や、ライトファンの人で本作を観ようか悩んでる人は、ぜひ劇場に足を運んでいただけたらと思います。

昨今のエンタメを取り巻く状況

ここからは本作の感想ではなくてただの個人的な愚痴なので、興味のない人は読み飛ばして欲しいんですが。

昨今、ディズニー傘下の作品を筆頭に、西洋のエンターティメント界隈の作品には、内容や物語より「多様性・包括性」といった政治的主張を前面に押し出す作品が多いように感じます。

一方、そうした作品に反発する形で、女性や有色人種などマイノリティーがメインキャストというだけで反発する声の大きな一部ファンもいて、多様性を押し付けたい一部の製作者との間で常に罵り合いが行われているんですよね。

そうした映画自体の内容とは関係のない外野の政治的な対立に巻き込まれる形でデバフを受け、正当な評価を受けられない作品が多いように感じるし、トランプが再び大統領に就任したことでその分断はさらに広がっていきそうな雰囲気です。

実際、本作のプロモーションでも主演のアンソニー・マッキーの言葉が曲解され、一部で炎上したことがニュースになりました。

で、いわゆる一般のファンはそうした偏った情報合戦に辟易して、映画館からも足が遠のいている印象。

でも、だからこそ情報に踊らされる事なく、気になる作品は映画館に足を運び、ちゃんと自分の目で観て、しっかり判断しなくてはと本作を観て改めて思いました。

自戒を込めて。

興味のある方は是非!