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ゼロカロリーのアドベンチャー映画「アンチャーテッド」(2022)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、つい先日公開「スパイダーマン:ノーウェイホーム」でMCU版のスパイダーマン3部作の主演に一区切りをつけた、みんな大好きトム・ホランドが主演、同名の人気アドベンチャーゲームを実写映画化した『アンチャーテッド』ですよー!

アニメやジャンル映画でも、劇中に社会的問題を取り込む脳の使用カロリーが高い作品が多い昨今、本作は頭を空っぽにして楽しめる、まさにゼロカロリーのアトラクション映画でしたねー。(誉め言葉

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画像出展元URL:http://eiga.com

概要

ゲームシリーズ「アンチャーテッド」を原作にしたアクションアドベンチャー。トレジャーハンターからスカウトされた青年が、50億ドル相当の財宝を探し求める。メガホンを取るのは『ゾンビランド』シリーズなどのルーベン・フライシャー。『スパイダーマン』シリーズなどのトム・ホランド、『マイル22』などのマーク・ウォールバーグ、『ペイン・アンド・グローリー』などのアントニオ・バンデラスのほか、ソフィア・アリ、タティ・ガブリエルらが出演する。(シネマトゥディより引用)

感想

”世界の甥っ子”トムホが演じる人気ゲームの前日単

本作は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されている同名人気アクションアドベンチャーゲームの前日単を描いた映画で、隠された財宝を求めて世界中を飛び回るという「インディー・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」の系譜に連なるトレジャーハントもの。

主人公ネイサン・ドレイクを演じるのは、つい先月「スパイダーマン:ノーウェイホーム」が公開されたばかり、”世界の甥っ子“こと、みんな大好きトム・ホランドです。

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物語を一言で説明すると、天涯孤独のトムホが悪いマーク・ウォールバーグおじさんに唆されてお宝さがしの旅に出る。といういたって単純明快なストーリー。
で、同じくお宝を狙う悪の軍団との争奪戦になるという今まで人生で100万回くらい観てきたヤツ

なんですが、やはり現代劇として制作するには、ややリアリティーにかける題材でもあるトレジャーハントものを、ある種アトラクション化。「ワイルドスピード」的な物理法則どこ行ったアクションを矢継ぎ早に繰り出すことで、観客に深く考えるスキを与えないという、この手の映画としては正しい見せ方で2時間弱の時間を楽しませてくれるのです。

職人監督ルーベン・フライシャー

そんな本作を監督するのは「ゾンビランド」や「ヴェノム 」など、決して100点は取らないけど常時50~60点くらいは叩き出す職人監督ルーベン・フライシャー
特に作品に思想信条を入れることなく、手掛けるジャンル映画の古典的なあるあるを特にアップデートすることなくそのまま見せてくれる。
飲食店で言えば吉野家ココイチ的な「どこの店舗に入っても、いつものアレが食べられる安心のお店」という感じでしょうか。

猫も杓子も劇中に何かしら社会的問題を取り込むのがトレンド化している昨今。
もちろんそういう作品全てがダメとか嫌いというわけじゃないけど、たまには何も考えずに牛丼並盛つゆだくを搔っ込みたい時だってあるわけで、このルーベン・フライシャーのようにいつもの味をいつも通り出してくれる”俺たちの映画監督“という感じなのです。

トムホの魅力詰め合わせ映画

本作はゲームの前日単?らしく、主人公ネイサン(トムホ)は生き別れの兄の行方を知っていると近づいてきたビクター・“サリー”・サリバンマーク・ウォールバーグ)にスカウトされて行動を共にするんですが、いわばこのサリーという男はネイサンの相棒であると同時にメンター的存在でもあって、共に行動しながらネイサンはトレジャーハンターや裏社会のルールを知っていく=ネイサンを通して観客に物語世界のルールを提示していくという、中々上手い構成になってるんですね。

そしてトレジャーハントものらしく謎解きのシークエンスもあるんですが、これも基本的には観ながら考えるタイプの謎解きではなく、謎解きもお宝の行方も、物語を進めるための燃料に過ぎません。

そんな本作の見どころといえば、我らがトムホが常人離れした身体能力で見せるスーパーアクションの数々。

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映画冒頭と中盤に繰り広げられる、空中で目を覚ましたトムホが飛行機から落ちてくる荷物を伝って飛行機の貨物室に戻ろうとするアクションシークエンスは「ワイスピ」の車でスカイダイビングしたり、大きな金庫を車で引っ張りまわしたり、果ては潜水艦や戦車とスポーツカーで戦うという、あのトンデモアクションを見ているときの感覚に近いというか。物理法則無視のスーパーアクションに「そんなアホな」と思いつつ、観ていて興奮してしまうんですよね。

あとはまぁ、歴史トリビアをドヤ顔で語るトムホや、本作では峰不二子的立ち位置のヒロイン、クロエ・フレイザー(ソフィア・アリ)を好きになるトムホ、胡散臭いマーク・ウォールバーグにナメられまいとイキって見せるトムホや、でも結局マーク・ウォールバーグにいい様に丸め込まれるトムホなどなど、色んなトムホをの魅力を詰め合わせた、トムホ好きにはたまらないトムホ特盛映画になっていましたよ。

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ポストクレジットではしっかり次への布石も用意されていて、続編作る気満々といった感じだったので、本作が当たれば、ネイサンはピーター・パーカーに続くトムホの当たり役になるかもしれませんね。

興味のある方は是非!!

 

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