今日観た映画の感想

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モラハラからの開放「キャプテン・マーベル」(2019)

ぷらすです。

今日、朝一の回で観てきましたよ!
マーベル最新作『キャプテン・マーベル』を!!

映画が始まり、お馴染みのマーベルロゴが出てきた時点で思わずグッときてしまいましたよ。
あんなん泣くよ。あれはズルいわー。

というわけで、今回はまだ劇場公開が始まったばかりの作品なので、出来るだけネタバレしないように気を付けて書きますが、これから映画を観る予定の人や、ネタバレは絶対に嫌! という人は、映画を観たあとにこの感想を読んでくださいね。

いいですね? 注意しましたよ?

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概要

『ルーム』などのブリー・ラーソンをヒロインに迎え、1990年代の地球を舞台に描くアクション。驚異的な力を持つ主人公が、失った記憶をめぐる戦いに挑む。『コールド マウンテン』などのジュード・ロウをはじめ、『アベンジャーズ』シリーズなどのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。『なんだかおかしな物語』などで組んできたアンナ・ボーデンとライアン・フレックが監督を務める。(シネマトゥディより引用)

感想

キャプテン・マーベルとは

原作版の「キャプテン・マーベル」は成り立ちが非常にややこしいヒーローでして。

初登場は1940年、フォーセットコミックス社2月発行の『ウィズ・コミックス』です。

と言っても、マーベル・コミックのキャプテン・マーベルとはまったくの別物で、魔道士によって神の力を与えられた少年がスーパーヒーローになるという物語。

そう、4月に公開されるDC映画「シャザム!」なんですね。

で、このフォーセット版「キャプテン・マーベル」は大人気を呼び、元祖スーパーヒーローのスーパーマンを脅かすほどに。

そこでDCコミックは「『キャプテン・マーベル』はスーパーマンのパクリだー!」と訴訟を起こし、10年にも渡る法定闘争の末にフォーセット側は敗訴。
1950年代には売り上げが落ち廃刊になります。(その後、DCコミックが権利を買い取り「シャザム!」に)

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一方、マーベル版の「キャプテン・マーベル」は1967年に初登場
しかし、初代キャプテン・マーベルは男性で、その後代替わりを繰り返しているんですね。

で、本作のキャプテン・マーベルは、原作では初代「ミズ・マーベル」として登場。
こちらも代替わりを繰り返し、現在は4代目が活躍中

本作のネタバレになるので詳しくは書けませんが、本作では原作版の設定を活かしながら名称を「キャプテン・マーベルに変更して、4月公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)制作「アベンジャーズ/エンドゲーム」へと続く最後のピースにして、またマーベルコミック最強の女性ヒーローとして単独映画が公開されたわけです。

ミステリーサスペンスとヒーローアクションの二段構え

本作は1995年が舞台。
記憶を失ったクリーの戦士キャプテン・マーベルブリー・ラーソン)が、戦闘中のトラブルで地球に不時着。

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画像出典元URL:http://eiga.com /おや? この後ろ姿には見覚えが…?

若き日のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と出会って、敵と戦いながら失った記憶を取り戻すしていくというミステリーサスペンスの前半と、記憶と能力を取り戻した彼女が大活躍する後半という二段構えの構成になっていて、現在70歳のサミュエル・L・ジャクソンは、デジタル処理によって25歳若返った姿で登場します。

そしてニック・フューリーといえば隻眼で、片目を眼帯で覆っていますが、本作では彼が隻眼になった理由も明かされます!

アイデンティティの確立とモラハラからの開放

そんな本作の重要なテーマを一言で言うとアイデンティティの確立とモラハラからの開放」です。

女性解放というテーマそのものはDCEUの「ワンダーウーマン」に近いですが、本作はテーマ自体がクライマックスの少年漫画的な熱い展開に直結していることもあって、より等身大の物語として描かれていて、男女問わず楽しめる展開になってるんじゃないかと思います。

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もちろん「~エンドゲーム」に続く様々なピースも随所に埋め込まれているわけですが、昨年公開の「アントマン&ワスプ」が(続編ということもあって)「~エンドゲーム」への繋ぎ的な内容だったのに対し、本作はMCUを観ていない人でも十分に楽しめるし、長年MCUシリーズを追ってきて「~エンドゲーム」を楽しみにしている人は絶対観ておかないといけない作品でもあります。

キーパーソンは「猫」?

予告編でも登場していますが、なんと本作の最重要キーパーソンは「猫」のグース
トラジマの短毛で超可愛いニャンコですが、このグースが本作では重要なキーパーソンとして登場し、クライマックスでも大活躍するんですねー。

そして、予告編でも描かれてますが、MCUでは一貫して強面キャラだったニック・フューリーが意外にも猫好きだった事が発覚。個人的には一気にニックへの好感度がアップしましたねーw

あと、ニック…というかサミュエル・L・ジャクソンといえば「あのセリフ」ですが、果たして今回は言うのか言わないのか。というサスペンスもあったりなかったりするのでお楽しみに。

まぁ、今までの作品に比べると(ストーリー構成もあって)笑いの要素は若干控えめではありますが、だからといって重苦しい作品ということもなく、老若男女誰でも楽しめる作品にまとまっていると思いました。

興味のある方は是非!!!

 

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