ぷらすです。
公開初日、朝一の回で観てきましたよ!
「ゴジラvsコング」をね!
コロナ禍のせいで2020年11月の公開予定が延期されたり、今年3月にヨーロッパと台湾で公開、アメリカでは劇場とHBO Maxでの公開されたり、そうこうしてる間に緊急事態宣言で劇場が閉められたり色々ヤキモキさせられましたが、何とかやっと無事に観ることができました。
画像出展元URL:http://eiga.com
概要
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾となるアクションアドベンチャー。モンスターの戦いで甚大な被害を受けた地球にゴジラが再び出現し、人類はキングコングに戦わせようとする。メガホンを取ったのは『サプライズ』『Death Note/デスノート』などのアダム・ウィンガード。『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルドや前作にも出演したミリー・ボビー・ブラウンやカイル・チャンドラーなどのほか、日本からは小栗旬らが出演する。(シネマトゥディより引用)
感想
それぞれの経緯
そんなわけで、公開されたばかりの映画なので出来る限りネタバレしないよう、気を付けて感想を書いていこうと思いますよ。っていうか、この映画に関してはネタバレしたところで面白さが損なわれるタイプの作品ではないと思いますが、一応ね。
で、本作はレジェンダリー・エンターテインメント製作の「モンスターバース」シリーズ第4作であり、一応シリーズ完結編になると思います。
ちなみに第1作目が2014年公開の「GODZILLA ゴジラ」
続く2作目は2017年公開「キングコング: 髑髏島の巨神」
そして、2019年公開「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のあと、コロナ禍での公開延期を経てついに今年、本作が公開されたわけですね。
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っていうか、このシリーズ自体が本作「ゴジラvsコング」のための壮大な前振りでもあるわけで、本作は1962年公開の東宝映画「キングコング対ゴジラ」のリブート作品でもあるわけです。
ご存じのようにゴジラの出自はアメリカが行った水爆実験によって生まれた放射能怪獣ゴジラが東京を襲うという映画で、3.11の東電の事故を基に第一作目を現代版にリブートしてみせたのが庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」です。
一方、その見た目のキャッチ―さからゴジラは子供たちの人気を得て、他の怪獣と戦うシリーズが乱造されるようになり、着ぐるみ怪獣が取っ組み合って闘うそれらの映画群は子供だましとして“怪獣プロレス“の蔑称で呼ばれるようになります。
まぁ、ゴジラが背負った”放射能怪獣”という設定は日本にとってはあまりに重く、そう何本も作れる設定ではなかったんですよね。
その後、昭和ゴジラ、平成ゴジラ、ミレニアムゴジラと「vsシリーズ」の流れを汲んだゴジラは、終了と復活を繰り返し、その流れの中で平成ガメラシリーズでも使われた、怪獣は地球の旧支配者であり、地球を守るバランサーでもあるというゴジラの設定が付け加えられ、その設定がそのまま今回の「モンスターバース」に受け継がれていったと記憶してるんですが、うろ覚えなので間違ってるかも。
一方の「キングコング」は1933年の誕生から2005年までの間、(日本版や続編を除けば)ざっくり3回リブートされているアメリカを代表するモンスター。
物語的には、未開の孤島に住む超デカいゴリラのキングコングが人間に発見され、見世物にしようとニューヨークに連れてこられて大暴れした末に殺されるという悲劇で、これはアメリカやヨーロッパ諸国の植民地政策のメタファーではないかと言われたり言われなかったり?
しかし、レジェンダリー版の「~髑髏島の巨神」では髑髏島の生態系のトップとして君臨、様々なモンスターとサミュエル・L・ジャクソンを倒してスッキリ終わってましたねー。
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で、この「モンスターバース」シリーズを一言で説明するなら、怪獣版天下一武道会みたいな内容で、それぞれの作品で怪獣がトーナメントを戦い、キングコングは髑髏島予選を勝ち抜き、対するゴジラはキングギドラやラドンなどなど、東宝の有名怪獣たちとの死闘を勝ち抜き一応暫定王者に。
そして、本作でついに両雄が直接対決、第一回怪獣王が決まるか!?という、小学生男子大興奮な心躍る内容なのです。
その中で、色んな人間たちが色んな思惑で右往左往する様子も描かれますが、まぁね、そんなのは刺身のツマっていうか、オマケみたいなもんですよ。
主役はあくまでゴジラとコングなので。
両雄並び立つ
そんな本作、前作でキングギドラを制して事実上の怪獣王となったゴジラはしばらく落ち着いていたのに、突如、巨大テクノロジー企業「エイペックス(Apex)」の工場?を襲うというところからスタート。
そんなゴジラに「お前前作で味方になったじゃん!チクショー所詮怪獣は怪獣かよ!」と憤るマーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)に「ゴジラが暴れるには何か理由があるハズよパパ」という娘のマディソン( ミリー・ボビー・ブラウン)に「お父さん忙しいんだから家にいなさい。あと陰謀論ユーチューバーを聞くのもやめなさい」と耳を貸さず。
そんなマークに「お前、前作もその態度のせいで一家離散しかけてたろ」と思ったりしましたが、娘は娘で陰謀論系YouTubeにドはまりしてて、まぁ、マークの気持ちも分からいじゃないなーって感じ。
一方、色々あってコングは船で南極に輸送されてるわけですが、ここで襲ってくるゴジラとの第一ラウンドが始まるのは既に予告編でも流れてるので描いても大丈夫ですよね。
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この船上での初コンタクトはまさに大迫力、大興奮でしたよ!
予告編繋がりで言えば、コングと手話で心通わせる少女ジア(カイリー・ホットル)。
vsものの宿命というか、例えば「エイリアンvsプレデター」のプレデターや「フレディvsジェイソン」のジェイソンがそうであったように、本作の場合は観客がコングに感情移入するようなストーリーになってる分、コングがかなり人間寄りというかむしろ擬人化されてる感があったりするんですが、ジアという無垢なキャラクターがクッションになることで、上手くバランスを取ってる感じがしました。あと、単純にジア役の子はかわいいですしね。
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一方、マディソンは持ち前の行動力で車持ちでマディソンに好意を寄せるオタク少年ジョシュ(ジュリアン・デニソン)を呼び出し、どハマり中の陰謀論系YouTubeバーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)に会いに行きます。
契約社員でもあるバーニーの手引きでエイペックス社に忍び込んだ、彼らがそこで見たのは――っていう物語。
ちなみにジョシュ役を演じてるジュリアン・デニソン君はデッドプールの2作目でクソガキのラッセル役を演じてましたよね。
そんなこんなで話は進み、ゴジラとキングコングは前述したように海上で1回、その後香港で2回(?)戦う事になるんですが、3度目の最終決戦は最初の予告編が公開された時から登場が仄めかされていたアイツが登場。
まぁ、登場するのは分かってたし、前作のエンディングロール後にあった引きの部分も本作で大体思った通りの展開になってて、個人的には「東映まんが祭り」的展開が懐かしいなーと思ったり、これはこれで熱いなー!と思ったり。
正直、(ハリウッド制作だし)キングコング優勢なのかな?なんて観に行ったんですけど、制作陣はゴジラに対してちゃんと敬意を払いつつ、双方にしっかり見せ場も作ってくれたのはさすがレジェンダリーだなーと思いましたねー。
おかげで最後までノーストレスで楽しく観ることができましたよ。
あと、本作ではゴジラ初の笑顔も見れるので、そこだけでも必見です。
そのうえで、ゴジラの過去シリーズ、キングコングの過去シリーズ、「キングコング対ゴジラ」などのオマージュシーンも豊富に盛り込まれ、もちろん両者の対決は迫力満点だったし、小栗旬は何か面白い感じになってたし、死ぬべきヤツらは全員サクッと死んでたし、シリーズ最終作に相応しい大団円だったんじゃないでしょうか。
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コロナもあるから地域によってはアレですけど、本作に関しては大画面・大音量で観た方が絶対面白いと思うので、状況が許す人は劇場まで足を運ぶことをおススメしますよ。
興味のある方は是非!!
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