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もはや怪獣ではないが「ゴジラxコング/新たなる帝国」(2024)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2024GW公開のハリウッド超大作『ゴジラxコング/新たなる帝国』ですよ。

レジェンダリー・ピクチャーズ制作の「モンスター・ヴァース」の第5作であり、2021年公開の『ゴジラvsコング』の続編となる本作。いわゆる日本のゴジラ映画とは違うけど約2時間ずっとニコニコしながら観ていましたよ。

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画像出展元URL:http://eiga.com

概要

ゴジラキングコングの二大怪獣が対決する『ゴジラvsコング』の続編。ゴジラキングコングが再び激突したことで、それぞれがテリトリーにする地上世界と地下空洞の世界が交錯し、新たな脅威が出現する。監督のアダム・ウィンガード、アイリーン役のレベッカ・ホール、バーニー役のブライアン・タイリー・ヘンリー、ジア役のケイリー・ホトルら、前作のスタッフとキャストが顔をそろえるほか、『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』などのダン・スティーヴンスらが新たに出演する。(シネマトゥディより引用)

感想

レジェンダリー版「モンスターヴァース」最新作

本作を制作するレジェンダリー・ピクチャーズは、2005年からワーナー・ブラザースと共同で映画を製作し、「バットマン ビギンズ」や「スーパーマン リターンズ」「300〈スリーハンドレッド〉 」など、主にアメコミ原作やアクション・ホラーなどのジャンル映画を製作。

その後、東宝と提携。2014年に公開したギャレス・エドワーズ監督『GODZILLA ゴジラ』を皮切りにゴジラキングコングなどを登場させる怪獣映画シリーズ「モンスターヴァース」を製作している、僕らボンクラ映画オタクにとっては信頼安心の映画制作会社です。

2017年には米国の代表的なモンスター映画「キングコング」をリブートした『キングコング:髑髏島の巨神』

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2019年はゴジラと巨大怪獣たちが戦う『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2021年には、ついにゴジラキングコングが初対決する『ゴジラvsコング』が公開されます。

そう、モンスターヴァースとは、日本を代表する怪獣ゴジラアメリカを代表するモンスター・キングコングが対決した1962年の東宝映画『キングコング対ゴジラ』のリブートシリーズなんですね。

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そしてシリーズ最新版となる本作は前作の対決以降、地上と地下空洞世界に分かれていた両雄が再び相まみえるという物語なのです。

ざっくりストーリー紹介

そんな本作のストーリーをざっくりご紹介すると、前作で地上世界はゴジラ、地底空洞世界はコングとそれぞれ住み分けが出来ていたわけですが、そんなある日、地下世界からの謎の波長の電波信号が感知されたのを機に両者が再び相まみえるという物語。

これは予告編でも登場していたのでネタバレではないと思うので書きますが、コングの同族であり凶悪な支配者スカーキングと地球を氷河期に陥れたという超恐ろしい怪獣シーモも登場。

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そんな両者との対決に地上世界のゴジラ、地下世界のコングがタッグを組んで闘うんですねー。

コングvsスカー、コングvsゴジラゴジラvsシーモと、怪獣プロレス極まれりという、メッチャ楽しい映画なのです。

猿の惑星&バットボーイズ

で、別に狙ったわけではないと思いますが、本作が始まる前に映画館で「バットボーイズRIDE OR DIE」と「猿の惑星/キングダム」の予告が掛かっていたわけですが、本作はまさにこの2本を足して2で割ったような作品でしたねーw

猿の惑星」はそもそも猿が人間化していく物語だし、前作「ゴジラvsコング」ではコングだけでなくゴジラもかなり擬人化されていたんですが、本作の予告にも出ていた両者が走るシーンなどは擬人化ここに極まれりという感じで、どこかバッドボーイズっぽいなーなんて思ってしまったんですよね。

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庵野監督の「シン・ゴジラ」や山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」など日本版ゴジラは1954年のオリジナルへ原点回帰していっていることを考えると、このハリウッドゴジラはもはや別物というか、少なくとも僕が思う怪獣映画ではなくなっている感じですが、コングがモナークに虫歯を治してもらったり、敵を倒すためコングが専用のメリケンサックをハメたり。スカーキングの武器が怪獣の骨で出来たムチだったり、理屈は分からないけど最強の怪獣シーモを操っていたり。

そしてエジプトで相まみえたコングにゴジラがブレーンバスターを仕掛けたシーンは、“怪獣プロレス”そのまんま過ぎて思わず笑ってしまったし、これはこれで怪獣映画の面白さというか、“そういうもの”として観れば楽しいんですよね。

もちろん作劇的にツッコミどころは満点ですが、もはやそこをツッコむのも野暮だし日本版ゴジラと比べる事も意味はなく。そもそもがゴジラキングコングを戦わせようというボンクラ映画シリーズですからねw

めっちゃお金のかかった「東宝チャンピオンまつり」だと思って、ポップコーンを抱えながら観るのが吉だと思いましたねー。

興味のある方は是非!!