今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

物足りなさが残るパート3「ラッシュアワー3」(2007)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは前回の記事で感想を書いた「ラッシュアワー2」の続編『ラッシュアワー』ですよー!

前回のラストは、次の舞台はNY!? と匂わせる終わり方でしたが、なんと本作の舞台はパリでした。そしてなんと、本作では真田広之工藤夕貴という日本人キャストがメイン級の配役で登場してましたよ。(*゚∀゚)=3

ただ、率直に言うと、前作・前々作に比べて物足りなさの残る作品でしたねー。

http://eiga.k-img.com/images/movie/34137/photo/8a47dd5e15232cf1.jpg?1495095932

画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

ジャッキー・チェンクリス・タッカーの異色刑事コンビが、過激なアクションとマシンガン・トークで大暴れする大ヒットシリーズ第3弾。花の都パリを舞台に、中国マフィアと壮絶な死闘を繰り広げる。2人の脇を固めるのは、スウェーデンの名優マックス・フォン・シドーロマン・ポランスキー監督など多彩な顔ぶれがそろった。今や国際的に活躍する真田広之が最強の悪役を演じ、エッフェル塔でのジャッキーVS真田のアクション対決は必見。

ストーリー:在米香港領事館の大使が、中国マフィア“シャイシェン”の存在を突き止めたために狙撃される。一命をとりとめた大使と娘を守るかたわら、シャイシェンを追跡することになったリー捜査官(ジャッキー・チェン)とカーター刑事(クリス・タッカー)。事件を解く鍵がフランスにあることを突き止めた2人は、パリへ飛ぶが……。(シネマトゥディより引用)

感想

前作でシークレットサービス・イザベラの後を置ってジャッキーがNYへと飛び立つところで終了したので「ははーん、次の舞台はNYか」と思ったら、本作の舞台はパリでした

まぁ、前作から6年も空いちゃうと色々ありますよねー。

ざっくりストーリー解説

前作から三年、色々やらかしたせいか、カーター(クリス・タッカー)が刑事から交通整理係として働いているところから物語はスタート。

一方リー(ジャッキー・チェン)は、ハン大使の警護として国際刑事法廷のシンポジウム会場に向かっています。
この時、カーターとリーの電話で、リーがイザベラにフラれた事が分かるんですねー。

で、シンポジウムでハン大使がスピーチ。
今まで謎だった中国人マフィア組織「三合会(Triads)」のボス・シャイシェンの存在を明らかにしようとした瞬間、彼は凶弾に倒れてしまいます。

https://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/c/p/eb/78/328153view002.jpg

画像出典元URL:https://movies.yahoo.co.jp

逃げる狙撃犯の姿を目撃し追うジャッキーでしたが、路地に犯人を追い詰めたリーですが、その正体は、ジャッキーが孤児院で兄弟のように仲の良かったケンジ(真田広之)で、動揺したリーは彼を取り逃がしてしまうんですね。

幸いハン大使は一命を取り留めたものの、リーとカーターは病院でハンの娘スー・ヤン(チャン・ジンチュー)の命が狙われることを知ります。

それを阻止&犯行壊滅のため、二人は手がかりを元に一路パリへ飛ぶのだが……という物語。

前作では敵のラスボスが殺された父親の仇だったリーですが、今回はなんと、実はリーが孤児で死んだ父は彼を孤児院から引き取った養父だったことが明らかになるんです。が、正直……
また、なんの前振りもなく後付け設定かよ! って思いましたねー

リーよ、お前どれだけ秘密の過去があるのかとw

真田広之工藤夕貴、そして…。

で、本作には真田広之工藤夕貴の二人が登場。
真田広之はジャッキー演じるリー最強の敵として、クライマックスではエッフェル塔の上でアクションを繰り広げます。工藤夕貴も組織の女アサシンとして、ジャッキーやクリス・タッカー相手にアクションを繰り広げてましたよ。

ハリウッド映画で、日本人キャストがメイン級の扱いで登場するのは、日本人的には嬉しいところ。

まぁ、ケンジとリーの会話シーンでジャッキーが日本語を話すところは、超シリアスなのにちょっと笑っちゃうんですけどね。(いや、ジャッキーは頑張ってましたよ!)
あれ、会話は全部英語の方が良かったんじゃないかなー

あと、リーとカーターのお尻に指を突っ込んでラストでぶん殴られるレヴィ警視役で、色々あってアメリカには入国できないでお馴染みの巨匠、ロマン・ポランスキー監督も出演してます。
ホント、なんで、この役を受けたのかと

物足りなさが残るストーリー

ただ、前作・前々作では、リーとカーターの凸凹コンビが、対立したりすれ違いながらも最後にはコンビネーションで事件を解決する展開だったのに、本作ではリーとケンジの対決が主軸になる分、相棒のカーターが蚊帳の外に置かれてる感じがしましたねー。

https://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/c/p/af/29/328153view003.jpg

画像出典元URL:https://movies.yahoo.co.jp

もちろんふたりの絡みはあるものの、コンビネーションプレイはあまりないし、コメディーシーンでの絡みも前作に比べるとアッサリめというか。

ストーリーの方も(前作・前々作でもあった)投げっぱなしな部分が目立ってしまってスッキリしないし、特にラストのエッフェル塔の対決では、人質に取られた大使の娘スー・ヤンを救いつつ敵と対決する流れなんですが、作戦的にも映画的にも今時それはないだろうという展開や、(何とか救ったスー・ヤンをエレベーターに乗せて逃がすというシーンは一応あるものの)敵を全員倒してケンジや工藤夕貴との戦いに臨むのではなく、二人を倒したあとも敵の構成員が残ってる状態で、リーとカーターはエッフェル塔の上から、フランス国旗でパラグライダー的に脱出するわけですよ。

いや、エッフェル塔の下にまだ敵がいるかもしれないのに、スー・ヤン放置はいかがなものかと。
まぁ、直後にフランス警察がやってきてるので、一応、彼女の無事は分かるんですが、何かこう腑に落ちない感じなんですよねー。

あと、せめてハン大使が意識を取り戻したシーンを一瞬でいいから入れて欲しかったし、ケンジが何を考えてるのかもちょっと分かりづらい感じだったかも。

バージョン違い

2010年6月25日放送の金曜ロードショーでは劇場公開時にカットされた未公開シーン2011年11月20日放送の日曜洋画劇場では、さらに事件の解決後、休暇をもらったリーがカーターを旅行に誘ってイザベラとジャンビエーブが乗ったチャーター機でフィジーに旅立つシーンで終わるエンディングを追加した日本未公開バージョンを放送したらしいですね。(僕は未見)

ただ、そのシーンを入れたからと言っても、全体的な物足りなさは変わらないとは思いますが。

 

やっぱ、前作から6年も空いてしまったことで、キャスト&スタッフの作品に対する熱量が冷めてしまったんですかねー?
あ、ちなみにスー・ヤン役の チャン・ジンチューは若い頃の宮崎あおい似で可愛かったです。

興味のある方は是非!

 

▼よかったらポチッとお願いします▼


映画レビューランキング

 

▼関連作品感想リンク▼

aozprapurasu.hatenablog.com

 

Amazonリンク