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ハリウッドにジャッキー・チェンの名を知らしめた大ヒット作第2弾「ラッシュアワー2」(2001)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ジャッキー・チェンクリス・タッカーがコンビを組んだハリウッドアクション映画「ラッシュアワー」の続編『ラッシュアワー』ですよー!

先日「酔拳2」を観て以来、カンフー映画&ジャッキー熱が高まってるわけですが、ふと「ラッシュアワー3」って観た覚えがないことに気づき、さらに「そういえばパート2は観たんだっけ?」と思い始めたので両作をレンタルしてきましたよ。

結果的に本作は観てたんですが、ほとんど内容を忘れてたのでパート3への復習に丁度良かったし、前に観た時は気づかなかった部分も気づけましたよ。

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画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

クリス・タッカージャッキー・チェン主演のアクション・コメディの続編。今回は「グリーン・デスティニー」のチャン・ツィイーが悪役で出演している点も注目。のんきにバケーションを楽しもうと香港に乗り込んだリーとカーター。そんな矢先、アメリカ大使館で爆破事件が起きる。香港マフィアの仕業と睨んだ香港警察はリー警部に極秘捜査を命じる。結果、一緒にいたカーターも事件に首をつっこむハメになり、楽しみにしていたバカンスは泡と消えてしまい……。(allcinema ONLINEより引用)

感想

ハリウッドがジャッキーを認めた記念碑的シリーズ第二弾

今まで「バトルクリーク・ブロー」(1980年)、「キャノンボール」(1981年)、「プロテクター」(1985年)と3度のハリウッド挑戦に敗れてきたジャッキー・チェンでしたが、、1995年公開の香港作品「レッド・ブロンクス」が全米興行収入初登場1位というアジア映画初の快挙を成し遂げ、ハリウッド4作目となる「ラッシュアワー」(98)が大ヒット。

ついにジャッキーはハリウッドにその実力を認めさせたんですねー。

本作は、そんなジャッキーの記念碑的作品とも言える「ラッシュアワー」のシリーズ第2弾で、監督は前作に引き続き ブレット・ラトナー
上記の前3作とは違い、子供の頃からジャッキーやカンフー映画のファンである監督だけに、ジャッキー本来のアクションとコミカルさのポテンシャルを引き出す演出で、前作と本作を大ヒットに導いたんですよね。

前作ラストの続きから物語はスタート

前作は、誘拐された在ロサンゼルス中国総領事となっていたハンの娘を救うため、香港警察のリー警部(ジャッキー・チェン)がロスアンゼルスに乗り込み、はみだし刑事のカーター(クリス・タッカー)と共にハン領事の娘を救うジャッキーがアウェイで活躍する物語。

続く本作は、前作のラストで休暇を過ごすためにリーと共に香港に行ったカーターが、リーの捜査に巻き込まれるという物語で、前作とは逆の立場になります。

後半はロス→ラスベガスが舞台になるものの、前半はホームである香港が舞台だからか、ジャッキーは芝居もアクションものびのびと演じてる印象でしたねー。

また、2作目ということもあり、クリス・タッカーのアクションは、前作よりずっとスムーズで、ジャッキーとのコンビネーションもバッチリ。
ちなみに本作ではアクションシーンの殺陣は、ジャッキー自らつけているらしいです。

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ジャッキー&クリス・タッカーの相性の良さ

このシリーズのヒットの要因は、何と言ってもジャッキーとクリス・タッカーの相性の良さがあると思います。
高い声で早口の英語をまくし立てるお気楽で軽い性格のカーターと、真面目で融通のきかない極めてアジア的な性格のリーとのコンビは、これまで何百本と作られてきたバディ・ムービーのテンプレに沿った作りながら、キャストに元スタンダップ・コメディアンで軽快なおしゃべりが得意なクリス・タッカーと、アジアナンバー1のアクションスターと動きを使ったコメディーが得意なジャッキーを据えたことで、また二人の活躍が見たいと観客に思わせる激しさと楽しさの化学反応が起きているんですよね。

全世界興行成績3億4732万ドルという数字がそれを証明してると思います。

あの作品のオマージュも!?

そんな本作には、監督が一番好きなカンフー映画とインタビューで答えているブルース・リーの「燃えよドラゴン」オマージュが随所に散りばめられていて、ファンとしては思わずニヤニヤしてしまいます。

分かるシーンだけを上げると

香港の街をクリス・タッカーが歩くシーン→「燃えよドラゴン」で黒人空手家を演じたジム・ケリーが街を歩くシーン。

クリス・タッカーがマッサージ・パーラーで女の子を選ぶシーン→ハン島でジム・ケリーが女の子を選ぶシーン。

フー・リ(チャン・ツィイー)がイザベラ・モリーナ(ロセリン・サンチェス)の食べようとしたリンゴめがけて小型ナイフを投げ、突き刺すシーン→ハンが空中にリンゴを投げると、脇にいる娼婦たちが小型ナイフを投げつけ、リンゴに突き刺すシーン。

などなど。

っていうか、 Edwin Starrの「War」のインパクトが強くて気付かなかったんですが、このシリーズで音楽を担当してるラロ・シフリンって「燃えよドラゴン」の音楽を担当してた人だったんですねー!

www.youtube.com / 燃えよドラゴンのテーマ曲

www.youtube.com / ラッシュアワーのテーマ曲

もちろんジャッキー映画のファンでもある監督なので、香港の竹で組んだ足場でのアクションシーンは、「プロジェクトA 2」のオマージュだったりします。

ジャッキーとハリウッド

前作「ラッシュアワー」で全米に名を知られたジャッキーはその後、本作を含め立て続けにハリウッド映画作品に出演し、高額俳優ランキングでは「アイアンマン」のロバート・ダウニーJr.に次ぐ世界2位になり、2016年アカデミー名誉賞を受賞。
さらに日本でも人気の劇場アニメ「カンフーパンダ」シリーズでは声優も努め、アジアのジャッキーから名実ともに世界のジャッキーとして60歳を超えた今も、ますます精力的に俳優活動を行ってます。

また、噂では「ラッシュアワー4」の企画も進んでいるらしく、もし実現したら再びリー&カーターのコンビの活躍が観られると思うとワクワクします。

というわけで、次は「ラッシュアワー3」ですよー! ε三三ヾ(ΦωΦ)ノ

興味のある方は是非!!!

 

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