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ただのコメディーかと思ったら「ゲーム・ナイト」(2018)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、アメリカのコメディー映画『ゲーム・ナイト』ですよー!

本作は「サボテン・ブラザース」的な勘違いコメディーなんですが、ただ笑わせるだけではなくて、謎解きやアクション、サスペンスなどなど、色々な要素がてんこ盛りの超面白い映画でしたねー!

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画像出典元URL:http://amazon.co.jp

概要

モンスター上司」の監督、「スパイダーマン:ホームカミング」の原案・脚本を務めた ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタインコンビによる、「ゲームだと思ったら本当の犯罪に巻き込まれちゃった」系コメディー映画。
ジェイソン・ベイトマン(マックス役)とレイチェル・マクアダムス(アニー役)がゲーム好きの夫婦を演じ、マックスの兄ブルックス役はカイル・チャンドラーが勤める。

感想

ざっくりストーリー紹介

ゲーム大会参加が縁で結婚したマックスとアニーは、週末になると仲間たちとゲームに興じる生粋のゲームマニア夫婦。
しかし、二人は中々子供ができないことに悩み、医師によればマックスのストレスによる精子不活性が原因ではないかとのこと。
その原因は、投資家でお金持ちな兄ブルックスへのコンプレックスや、子供ができることで生活が変わってしまう事への不安だった。

そんなある日、久しぶりに地元に戻ってきたブルックスの家での推理ゲームに招待されたマックス夫妻とその仲間たち。

突然、家に押し入ってきた暴漢二人に連れ去られたブルックスを見送りながら、「リアルな演出」と関心していたメンバーだったが……。

というストーリー。

よく分からないけど、アメリカでは週末に仲間を家に呼んでのゲームをするのが、わりとポピュラーなんですかね?

週末に友達の家でゲーム大会なんてまるで中学生男子みたいですが、この場合のゲームはテレビゲームではなくて、例えばジェスチャー当てとか、ヒントを出してお題を当てるとか、アナログなパーティーゲームなんですよね。

で、マックスの嫌味な兄貴ブルックスが、嫌味たっぷりに高級な自宅で商品付きの推理ゲームを主催。

「参加者の中の誰かが誘拐される」なんて説明してると、ドアをぶち破って二人組が侵入し、兄貴を連れ去ってしまうんですね。

それを合図にゲームを開始するメンバーたちですが、どうやらゲームではなくマジ誘拐だったことや、ブルックスの正体も分かっくるという、まぁ、よくある勘違いコメディー展開になっていくわけです。

で、「あーはいはい、こういうヤツねー」なんて観ていると、そこからさらにもう一捻りふた捻りあってビックリさせられるんですよねー!

しかも、そんなストーリーの合間合間に、登場キャラクターの性格や関係性や笑いもしっかり入れ込んで、アクションもあり、感動もあり、アメコメっぽい有名人ネタや映画ネタもあり、後半ではどんでん返しに次ぐどんでん返しもありという、こうして書いてるだけでお腹いっぱいになりそうな要素盛り沢山映画なのです。

キャラクターの魅力

そんな本作はキャラクターたちも魅力的。

マックス役のジェイソン・ベイトマンは、シリアスからコメディーまで幅広く活躍する俳優で、近年だと「ズートピア」でニックの声も演じた実力派。

奥さんのアニーを演じるレイチェル・マクアダムスは「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー助演女優賞にノミネートされた実力派ながら、本作での美人でキュートな奥さんをノリノリで演じていて「お前、こんなカワイイ嫁さん貰った時点で勝ち組だろ! (´・ω・)つ)3゚)∵」と、ウジウジしてるマックスを殴りつける勢いですよ!

マックスの兄貴ブルックスは、幼少期からマックスにコンプレックスを植え付けてるいけすかない兄貴なんですが、実は……というキャラで、演じているカイル・チャンドラーは、名前は分からなくても、洋画好きの人なら彼の顔を見れば「あーこの人ね」って分かるんじゃないでしょうか。

そんな二人のゲーム仲間は、ずっと奥さんの浮気を疑ってるケヴィンとミシェルの黒人夫婦。そのミシェルの浮気相手というのがまさかの!? っていうw

そして、筋肉バカのライアンと、ライアンがゲームに勝つためにスカウトしてきた少しとうが立ってるけどインテリ美女のサラ。

あと、奥さんと別れてから仲間はずれにされている、ちょっと不気味な警官のゲイリーと、それぞれキャラが立っていて、みんな何か憎めないんですよねw
物語の進展に合わせて、それぞれの関係が少しづつ変わっていくのもいいんですよね。

映像

冒頭や中版で、マックスの家周辺をミニチュアぽく見えるように撮影したり、カーチェイスはまるでレーシングゲームのような感じで撮影したりと、違和感を感じる演出なんですが、これ自体が映画全体の伏線になっていて、それはEDまで観ていると「あ! そういうことだったのか!」って分かる仕掛けになってたりします。

それ自体は別に上手い仕掛けではないし、下手にやるといやらしい感じになってしまいがちですが、本作の場合はビックリさせるというより、最後のオマケ的な感じで使っているのでイヤミな感じはしませんでした。

っていうか、全体的に特別目新しい仕掛けはないんですが、情報を整理するのが上手くて、観ている間ストレスを感じる部分がなかったのが一番素晴らしいって思いました。

有名人や映画ネタは分からない部分もあるけど、それ自体はただのジョークなので分からなくても問題ないですしね。

興味のある方は是非!!

 

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