ぷらすです。
今回ご紹介するのは、日本の国民的アニメのハリウッド実写化作品『名探偵ピカチュー』ですよー!
ポケモン世代でもなく、ポケモンもぼんやりと知ってる程度の知識しかないので心配でしたが、実際に観たら普通に楽しめる作品でしたねー。
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『ポケットモンスター』シリーズ初の実写作品となるアクションアドベンチャー。かつてポケモン好きだった青年が、父親を捜すために名探偵ピカチュウとコンビを組む。名探偵ピカチュウの声を『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズが担当するほか、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、渡辺謙らが出演。監督を『ガリバー旅行記』などのロブ・レターマンが務める。(シネマトゥディより引用)
感想
初の実写化がハリウッドだからこそ成功した作品
ポケモンのアニメが始まったのは、僕が社会人になってからの話でして。
もちろん、あれだけの人気シリーズなのでタイトルは知ってるし、設定やピカチューを始めとしたポケモン&登場キャラもぼんやりとは分かるんですが、正直「ポケモン」にそれほど思い入れはないんですよね。ポケモンGO!もしたことないし。
なので、ハリウッドでポケモンが実写化と聞いても、最初まったく食指が動かなかったわけですが、「デッドプール」のライアン・レイノルズがピカチューの声優を務め、Twitter上であの眉根を寄せるピカチューの表情を見て、ずっと気になってはいたのです。いざ公開された後はわりと評判も良かったですしね。
画像出典元URL:http://eiga.com / モフモフでカワイイピカチューのビジュアル。(でも声はライアン・レイノルズ)
一方で日本のマンガやアニメ、ゲームなどのハリウッド実写化に関しては、これまで辛酸を舐めてきた歴史があるので、正直、若干の不安もあったりしたわけですが、実際観るとそうした心配は杞憂で、普通に面白かったです。
昨今の日本制作のCGアニメ事情を見るに、正直、最初の実写化がハリウッドだったのはむしろ良かったというか、日本制作だったらここまでのクオリティーにはならなかったのかなと思いました。
画像出典元URL:http://eiga.com / 同じ傷を抱えた二人はコンビを組んで事件を追う事に
物語は、父ハリーの訃報を知った21歳のティム(ジャスティス・スミス)が、ポケモンと人間が共存するライムシティーで、記憶喪失でオッサン声で人語を喋るピカチューと組んで、ハリーが事故の前に追っていた謎の薬品「R」を巡る事件について調べ始める。という内容。
もちろん、かなり端折っている部分もあるんだろうけど、物語の大筋は任天堂の同名ゲーム準拠なのかな?
父ハリーにわだかまりがあり、大好きだったポケモンから遠ざかっていたティムがピカチューと一緒に事件を追ううち、父子の絆を再確認するという展開は、ベタではあるけど素直に楽しめましたよ。
あと、劇中のピカチューが眉間に皺を寄せたり、オッサン声でジョークを言ったりティムと軽妙な会話をしたり、コーヒー中毒だったりと表情豊かなのも、大谷育江さん演じるカワイイ声のピカチューしか知らない僕的には新鮮でした。
画像出典元URL:http://eiga.com / 眉間にシワを寄せるピカチュー。カワイイ
あと、本作の舞台であるライムシティー、特に夜の街並みは「ブレードランナー」を思わせるオリエンタルなカオス感があって、僕みたいなオッサンも思わずニヤリとしてしまったし、人間と一緒にポケモンたちが当たり前に生活している描写は「ズートピア」的なパラダイス感も楽しかったです。
とはいえ
とはいえ、ストーリーの方は(原作準拠だからかもですが)捻りが足りないというか。本作のラスボスになるある人物が、登場した瞬間に「あ、コイツがラスボスだな」って思ったらその通りだったり、父ハリーに関する謎もわりと早い段階で分かっちゃうとかね。
まぁ、本作のターゲットは子供なのだろうから、あまり込み入った内容には出来ないってのもあるでしょうし、ハリウッド的作劇法に沿ってしっかりと作られてるし、序盤はピカチューたちポケモンの可愛さやライムタウンの魅力を存分に見せてから、中盤以降~クライマックスへの盛り上がりもバッチリなので、僕みたいな捻たオッサンがグチャグチャ文句言うのも筋違いなのでしょう。
画像出典元URL:http://eiga.com / ケン・ワタナベも出演
少なくとも観てる間は退屈しないで楽しめるし、時間的にも長すぎず短すぎず丁度いいし、お子さんがいる方は、一緒に観るに最適な作品だと思いました。
興味のある方は是非!!
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