ぷらすです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ドクター・ストレンジ』を3Dで観てきましたよー!(*゚∀゚)=3
予告編で観て超期待してたんですが、とにかく映像がどエライ事になってました。
先に書いてしまいますが、本作を見るなら3D、それも出来ればIMAX3Dがオススメです。ただし、人によっては映像酔いしてしまうかもしれませんねー。
今回は公開直後の映画なので、出来るだけネタバレは避けて書きますが、ネタバレがイヤという人は先に映画を観て、それからこの感想を読んでくださいねー!
いいですね? 注意しましたよ?
画像出典元URL:http://eiga.com/
あらすじと概要
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたヒーローアクション。事故で両手が思うように動かせなくなった天才外科医の姿を描き出す。『スポットライト 世紀のスクープ』などのレイチェル・マクアダムス、『偽りなき者』などのマッツ・ミケルセン、『フィクサー』などのティルダ・スウィントンらが共演。たとえ敵であろうとも他者を傷つけることのできない外科医の行く末に注目。
ストーリー:ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。(シネマトゥディより引用)
感想
というわけで『ドクター・ストレンジ』観てきました!
いつもの映画館では2Dしかやってなかったので、地元のイオンシネマで3D吹き替え版を観ることに。
観終わって思ったのは、本作はとにかく映像の情報量が多いので、字幕版じゃなく吹き替え版の方がいいかもなーと。あと、人によっては画面酔いしてしまうかもしれません。(僕も軽く酔いかけましたw)
ドクター・ストレンジとは
本作の内容を一言で書くと、良い魔術師が悪い魔術師から地球を救う物語です。
画像出典元URL:http://eiga.com/ ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジ
ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジは、高慢ちきな天才外科医ですが、交通事故で外科医の命とも言うべき両手の神経がズタズタになってしまいます。で、全財産をつぎ込んで何とか両手を治そうとしますが、結局どうにもならず全財産を使い果たしてしまうんですね。
そんな彼が最後の望みをかけて向かったチベットで、地球を守る魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)の弟子になるわけです。
そして、異次元にある『ダーク・ディメンション』の“ある存在“に魅入られ、エンシェント・ワンに造反した悪い魔術師カエシリウス(マッツ・ミケルセン)と戦う事になるんですね。
つまり、マーベル版の『スターウォーズ』みたいな感じです。(ジェダイVSシス的な意味で)
驚愕の映像
本作の見所は、何と言ってもVFXを駆使した映像です。
街がグルグル回るわ、立ち並ぶビルはパズルみたいに組み替わるわ、時間は巻き戻るわ、まるでジェットコースターに乗せられているような感覚でした。
画像出典元URL:http://eiga.com/
映像の凄さは渡辺謙とディカプリオが共演した『インセプション』を遥かに超えてましたねー。
アバン(タイトル前のワンエピソード)のカエシリウスとエンシェント・ワンが戦うシーンに、いきなり度肝を抜かれたし、クライマックスの巻き戻る時間の中でのストレンジとカエシリウスの戦闘シーンもとても新鮮でしたねー。
画像出典元URL:http://eiga.com/ アバンのエンシェント・ワン師匠
今までのマーベルヒーローがひとつの次元の中で物理的に戦うのに対し、本作のストレンジは幾重にも重なっている多層次元の中で魔術を駆使して戦うヒーローというロジックを、言葉ではなく一発で納得させることができる映像だったと思います。
ただ、後半に行くほど映像に目が慣れてしまうので、ストーリーや映像のちょっとしたアラが気になってしまうところもありましたけども。
ちょっと詰め込みすぎ感も
で、肝心のストーリーなんですが、映像の凄さに比べると、やや尻すぼみ感もあるかなと。ストレンジのヒーローとしての在り方や、カエシリウス、エンシェント・ワン、そしてストレンジの先輩魔術師モルド(キゥエテル・イジョフォー)や、ウォン(ベネディクト・ウォン)など、それぞれのキャラクター自体は魅力的なのにイマイチその魅力が活かせてない感じがしました。
というのも2時間弱の映画にしては、エピソードや設定の説明が詰め込みすぎだからじゃないかなーと。
本作が一本で完結する物語ではなく、MCUの大きな流れの一本という位置づけなので「ここまでは物語を進めないと」という事情もあるのかもですが、新ヒーローのお披露目作品という事を考えれば、カエシリウスVSストレンジというシンプルなストーリーにしたほうが全体的に飲み込みやすかったんじゃないかなと思いました。
その分を、ストレンジが魔術師になっていく過程や各キャラクターの人物像を描く時間に割り振れば、物語に深みがましたような気がします。
あと、映像自体はスゴいんですが、観客が状況を飲み込む前にシーンが変わっていくのも気になるところでした。こういうパズル的映像だと尚更、一つのシーンやカットの交通整理をしっかりしたほうがストレンジの凄さが伝わるような気がしましたねー。
ファンタジーとSFの両立
ドクター・ストレンジは魔術の力で世界を守るヒーローということで、なんでもありのファンタジーになってしまうのでは? と思ったし、他のマーベルヒーローとのバランスが取れるのかが少し心配だったんですが、魔術に『制約』があるというロジックと、SF的なワードを入れ込むことで、ファンタジーとSFのバランスをしっかり取ってた印象でしたねー。
その上で、今までのヒーローとは一線を画すスタンスのヒーローとしてドクター・ストレンジを描いたのは良かったんじゃないかなと。(その辺は賛否分かれそうですけど)
余談ですがストレンジのマントと、医者時代の同僚、クリスティン(レイチェル・マクアダムス)が可愛かったですねー。
クリスティンがキャッと飛び上がるトコに、不覚にも萌えてしまいましたよーw
興味のある方は是非!!