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引き継ぐべきはソコじゃないw「ディープ・ブルー3」(2020)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、1999年に第1作が公開されるや、その斬新な設定や豪華キャストでサメ映画ファンを歓喜させた「ディープ・ブルー」のシリーズ第3弾となる『ディープ・ブルー』ですよー!
実は僕は、第1作だけ観て2作目は未見の状態で本作を観たんですが、全く問題なく楽しむことが出来ましたねー(´∀`)

ちなみにこの映画、ネタバレしても面白さにまったく影響しないと思うので、今回はネタバレを気にせず感想を書きたいと思います。
なので、ネタバレはイヤン!っていう人は、先に映画を観てからこの感想を読んでくださいね。
いいですね? 注意しましたよ?

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概要

1999年に製作・公開されたレニー・ハーリン監督による「ディープ・ブルー」、2018年に19年ぶりの続編として製作された第2作「ディープ・ブルー2」に続く、巨大人喰いサメの恐怖を描いたパニックアクションのシリーズ第3作。沖合に浮かぶ人工の島「小さな楽園(リトル・ハッピー)」では、エマ・コリンズ博士率いる研究チームが繁殖にやってくるホホジロザメの生態を観察していた。自然の恵み豊かな島で研究チームは平穏な日々を過ごしていたが、そこへエマの元恋人がやってきたことで思わぬ変化が訪れる。彼は3匹の人喰いオオメジロザメを追っており、しかもそのサメたちは遺伝子操作によって高い知能を得た危険なサメを母に持ち、子どもたちもまた殺しの遺伝子を受け継いでいた。主演はテレビシリーズ「LOST」などに出演したタニア・レイモンド。日本の人気双子タレントで女優としても活躍する蒼れいながメインキャストとして参加し、ハリウッドデビューを飾った。(映画.comより引用)

感想

ディープ・ブルーとは

まず、まったく知らない人の為に「ディープ・ブルー」がどういう物語かを説明すると、ある製薬企業がアルツハイマーの特効薬研究のためアオザメで実験したら、サメの頭が超よくなって研究者たちを次々に襲い始めてさぁ大変――という物語。

まぁ、神の領域に手を出してしまった人間がとんでもない化け物を生み出してしまうって物語はそれこそ星の数ほどあるわけですが、それをサメでやるってのが(当時としては)新しかったし、(当時としては)最先端のCGとアニマトロニクスを組み合わせた(サメ映画としては)かなりのビックバジェット映画であったことも話題になった記憶がありますねー。

ちなみに、第1作から19年後に制作された第2作では、1作目の“事故“によって一度は中止になった研究を製薬会社の大富豪が再開させたら再び大惨事になるという内容で、今回の第3作では前作で逃げた実験体から生まれた子供たち、サメの研究をしている学者チーム、逃げたサメを追うハンターチームの三者による戦いが繰り広げられるという内容になってるんですねー。

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想像以上に

近年サメ映画と言えば、アサイラム社のように超低予算、ショボいCGと名も知らぬ役者、サメ大喜利のような企画やタイトルだで客の興味を引く劇場公開しない「テレビ映画」が目立ちますが、一方で「海底47m」「MEG ザ・モンスター」「ロスト・バケーション」といったビックバジェット……と言う程ではないけど、しっかり予算をかけた正統派?の劇場用サメ映画も定期的に公開されていて、本作もビックバジェットと言う程の規模ではない…というかかなりの低予算映画ではあるけれど、舞台となる孤島のセットをしっかり組んでいたり、サメのCGもそこそこクオリティーが高かったりして、少なくとも映像の方はそれなりに見ごたえのある状態でしたねー。
いや、僕がアサイラムに慣れ過ぎてるからそう感じるのかもですがw

まぁその分、キャストの方は僕の知らない役者さんばかりだし、登場人数もかなり少なめでしたけどね。

日本人キャスト

そんな本作が日本で話題になった理由の一つが、日本人女優の蒼れいながキャスティングされていたこと。

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恥ずかしながら僕は蒼れいなさんを知らなかったんですが、姉の蒼あんなさんと活躍されている双子の女優・タレントの妹さんで、台湾の女性アイドルグループのメンバーとしても活躍されているのだとか。

英語も堪能なようで、英語の全く分からない僕が聞くかぎりでは他のキャストとの英語のやりとりも特に遜色なく、芝居の方も頑張っていましたねー。

今は、アジア系の俳優たちもどんどんハリウッドに進出しているし、彼女もこの作品を足掛かりに活躍して欲しいです。

ディープ・ブルー」の遺伝子

ディープ・ブルー」シリーズには独自のある”お約束”があって、それは良い事を言ったり、良い行動をした人は次の瞬間サメに食われるというもの。

第1作では、みんな大好きサミュエル・L・ジャクソン演じる製薬会社の社長が、内輪もめをしているメンバーに団結するよう大演説をぶった次の瞬間、頭からサメにパックン食べられるという大爆笑シーンがあるんですが、本作ではサメ学者で主人公のエマ(タニア・レイモンド)の元カレでサメハンターのリチャードナサニエル・ブゾリック)が、仲間の非人道的な手口に嫌気がさして船から海に飛び込んだその空中で、ジャンピングしたサメに頭からパクっと食べられるというシーンがあり、僕は観てないけど多分2作目でも良いことを言った瞬間にサメに食われたヤツがいるんでしょう。

っていうか、引き継ぐのソコ!?って言うねw

トータルそこそこ

まぁそんな感じで、映像の方は前述した通りちゃんとセットを組んでCGもまぁまぁのクオリティーだったし、クライマックスではセットを爆破したり燃やしたりとド派手な演出やアクションも見ごたえがあり、ストーリーの方も要所要所しっかり伏線と回収がされてたりして想像以上に見ごたえはあったんですが、難を言えば本作の悪役ルーカスの行動が突飛に見えたことですかね。

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まぁ、そこに至るフリは前半部分で行われているんだけど、それにしてもいきなりエマグループを皆殺しにしようとしたり、元々沈みかけとはいえ爆弾を仕掛けて島を沈めようとするとか、いくら何でも唐突だし後先考えずにやり過ぎじゃね?っていう印象。

あと、ルーカスたちの悪行が目立ちすぎてサメが脇に追いやられた感じなのも若干残念ポイントでしたねー。

でもまぁ、観てる間は楽しいし、映像、ストーリーをトータルで考えればそこそこ面白かったと思いましたよ。

興味のある方は是非!

 

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