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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015) 感想

皆の衆、祭りじゃ、祭りじゃぁぁい!

ぷらすです。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観てきましたよォォォ!!

朝イチの3D字幕で観たんですが、もうね! 超・超面白かったです!!

そんな訳で、SW熱冷めやらぬうちに感想を書かねば! と思ったんですが、少しでも内容について触れると、なんかネタバレしそうで怖いんですよねーw
なので、今回は簡単な概要と、内容には触れないように注意しながら感じたことなんかを書いていこうと思います。(内容についての感想は、DVDがレンタルされてから書きますね)

まずは、全世界待望の新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観てきた直後の、僕の熱量だけ感じ取っていただければと思いまーす!

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画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

1978年に日本公開された『新たなる希望』を皮切りに、現在本作を入れて7作作られているSFアクション巨編『スター・ウォーズ』シリーズ最新作。

エピソード6『ジェダイの帰還(復讐)』(1983)の続編として製作され、劇中でも現実と同じくEP6から約30年後の世界が描かれている。

また本作はウォルト・ディズニー・カンパニーによるルーカスフィルム買収後、始めて制作された作品でもある。
監督は、『ミッション・イン・ポッシブル』『スタートレック』など数々の名作の続編やリメイク作を手がけ大ヒットさせているJ・J・エイブラムス。

 

感想?

J・J・エイブラムスという男

本作の監督、JJ・エイブラムスは、これまで多くのテレビドラマや映画を手がけ次々に大ヒットさせてきた人です。
監督として恋愛モノからスパイアクション、怪獣映画など、あらゆるジャンルでヒットを飛ばし、また脚本や製作としても手腕を発揮する、ある意味で天才だと思います。

特に2009年に手がけた『スター・トレック』のリブート版では、スタートレックを初めて観る客層だけでなく、多くの古参ファンにも支持されて世界中で大ヒットを記録。
続く『スター・トレック/イントゥー・ザ・ダークネス』では、敵役『カーン』にイギリスの人気俳優ベネディクト・カンバーバッチを迎え、リブート1作目を超えるヒットを記録した、いわば映画版 リフォームの匠です。

先日の『スター・ウォーズ/新たなる希望』の感想でも触れましたが、僕は同世代の映画ファンに比べてそれほど『スター・ウォーズ』に対して思い入れはありません。
世代的にはドンピシャなのですが、『ジェダイの帰還』から『エピソード1/ファントム・メナス』公開までに16年、さらに『エピソード3/シスの復讐』から本作公開までに10年と長く間が空いてしまってるため、内容もうろ覚えなんですね。かと言って全ての過去作を観直すほどの熱量もありません。(EP4~6を観直そうと思ったけど、全部レンタルされててEP4しか観られなかった)

なので、新作が製作されると聞いても最初は「ふーん、またやるんだ」程度の低いテンションだったんですが、監督があのJJと聞いて一気に期待が高まったんですね。
リブート監督としてのJJを一言で表現するなら、上記のとおり『リフォームの匠』なんですが、彼が特に上手いのは『作品に新しい玄関を作る』ことです。

人気シリーズというのは、歴史が積み重なっていくことで否が応にもファン層が固定化してしまいます。
そうした古くからのファンが納得出来る作品に舵を切ると、新規の客層には分かりづらい作品になってしまうし、逆に新規のファンに向けた作品に舵を切ると、古くからのファンには物足らない、両方にいい顔をしようとすれば結果、どちらからも評価されない中途半端な作品になってしまう事がままあったりします。

ゆえに人気シリーズのリブートは、そのバランスを取るのが非常に難しいんじゃないかと思うんですね。
新規の客層が入りやすいように新しい玄関を作り、一旦中に入れば古くからのファンが最も大事にしている作品の骨格を残しながら、新たな技術や要素を入れて快適に観せつつ、さらに監督の個性も出さなければなりません。
そういう意味では、古民家再生に近い、非常にセンスの問われる仕事です。

J・J・エイブラムスという人はそのセンスが抜群で、古くからのファンに対する目配せを入れつつ、予備知識のない新規のファンにも、作品を観ればそれがどういう物語なのか分かるように『人気シリーズ』『リフォーム』していくのです。

とはいえ、相手はシリーズ生みの親であるジョージ・ルーカスでさえ『エピソード1・2・3』で批判の的に晒されてしまう、あのスター・ウォーズ
さすがのJJも、今回ばかりは荷が重いのではと思っていたのですが……、

やっぱりJJは信頼できる男でしたー!

旧シリーズのファンにもたっぷりサービスしつつ、本作から『スター・ウォーズ』を観る新規ファンも十分に楽しめる素晴らしい作品に仕上げてみせましたよ!

もちろん100点満点というわけではなく、冷静に観れば所々おかしなところやアラもあるんでしょうが、『スター・ウォーズ』というシリーズの新たな入口として十分過ぎるほど面白いし、続く『エピソード8』に大いに期待が高まる作品です。
なにより、『ジェダイの帰還』でストップしたままだった物語の時計の針を再び進めたことは、彼の最高の功績なんじゃないでしょうか。

『フォースの覚醒』とは

一言でざっくり言うと『伝承』の物語です。
つまり旧3部作(EP4・5・6)で活躍したキャラクターから、次の世代のキャラクターにバトンを渡すのが本作の役目ですが、新三部作の主軸となるレイ(デイジー・リドリー)やフィン(ジョン・ボイエガ)、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)、BB8などの新キャラクターたちは、それぞれが『現在(いま)のスター・ウォーズ』にふさわしい魅力を持っています。

そんな彼女(彼)らが、この新三部作でどんな『成長』を遂げていくのか、今からとても楽しみですよー!

と・に・か・く今! ナウ! 劇場の大画面で、出来れば3Dで観る事を強く、強くオススメします!

興味のある方は是非!!!

 

▼伝説はここから始った。『EP4/新たなる希望』感想です▼

aozprapurasu.hatenablog.com

 

▼観なくても楽しめるけど観ればもっと本作を楽しめる旧三部作▼

 ▼本作&↑の三部作を観て興味の出た人にオススメ▼