ぷらすです。
観てきました『スパイダーマン:スパイダーバース』!!!
最高だ! サイコーだ! サッイコーーーだぁぁぁ!!!ヽ( ・∀・)ノ フォー!!
最初の動画が発表された時「えー、ここに来てまたスパイダーマンですかソニーさんよー。 しかもアニメってさー。」とか思ってた自分を殴ってやりたいですよ!!
ソニーさん、いやさソニー様! 作ってくれて本当にありがとう!!
というわけで、今回は公開されたばかりなのでネタバレしないように気をつけて書きますけど、これから映画を観に行く予定のある方や、ネタバレは嫌! って人は、先に映画を観に行ってからこの感想を読んでくださいね!
いいですね? 注意しましたよ?
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
異なる次元で別々に活躍していたスパイダーマンたちが、一堂に会するアニメーション。さまざまなスパイダーマンたちが集まった世界で、ピーター・パーカーの指導によって成長する中学生の姿が描かれる。日本語吹替版では、中学生マイルス・モラレス役を小野賢章、ピーター・パーカー役を宮野真守、女性スパイダーマンのグウェン・ステイシー役を悠木碧が担当する。(シネマトゥディより引用)
感想
スパイダーバース
まず「スパイダーマンが黒人少年ってどういうこと?」って思った人も多いんじゃないでしょうか?
サムライミ版の無印「スパイダーマン」ではトビー・マグワイア。
リブート版「アメージング・スパイダーマン」ではアンドリュー・ガーフィールド。
MCU版「スパイダーマン/ホームカミング」ではトム・ホランド。
が、それぞれスパイダーマンを演じてますが基本全員白人ですもんね。
コミックで2000年から始まったマーベルの新ユニバース
「アルティメットユニバース」
この世界で、主人公のマイルス・モラレスはスパイダー能力を得、ある事件で死亡したピーター・パーカーの遺志を継いでスパイダーマンになります。
本作は、その原作シリーズをベースに製作されているんですね。
ちなみに、ユニバースとはざっくり言えばパラレルワールドの事で、例えばトビー・マグワイア、アンドリューガー・フィールド、トム・ホランド、そして本作はそれぞれ違う世界(パラレルワールド)の住人なんだと理解していただけば大体間違いないです。
で、本作ではまさに、そのパラレルワールドの様々なスパイダーマンたちが主人公マイルス・モラレスの世界に集結するというストーリーなんですね。
ざっくりストーリー紹介
主人公マイルス・モラレスは、警察官の父と看護師の母を持つごく普通の中学生。
頭の良く、試験に通って名門私立中学校に転入し寮暮らしをますが、グラフィックアートと音楽が大好きな彼は、ガリ勉ばかりの中々馴染めず地元の中学に戻りたいと思っています。
そんな彼は、ある晩寮を抜け出し気の合うアーロン叔父さんと遊びに行った“ある場所”でクモに噛まれてスパイダー能力を得ることに。
体の変化に戸惑いクモに噛まれた現場に戻ったマイルスは、そこでスパイダーマン/ピーター・パーカーと、幾つものパラレルワールドを歪めようとする暗黒街のボス キング・ピムとの戦いでピーターの死を目撃してしまいます。
悲しみに暮れるニューヨーク市民。
マイルスはピーターの意思を継ぎ、キング・ピムの野望を阻止しようとしますが、能力も上手く使えず、一人ではどうにも出来ないんですね。
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そんな彼のもとに現れたのは、なんと死んだはずのピーター・パーカー。
しかし、彼はマイルスが知っているピーター・パーカーとは少し様子が違うようで――という物語。
この、マイルスの前に現れたピーターは、キングピンが歪めた時空に吸い込まれてやってきたパラレルワールドのピーターで、他にも色んな次元の「スパイダーマン」たちがマイルスの世界に集結するというのが、本作の見所なのです。
本作に登場するスパイダーマンたち
マイルス・モラレス:本作の主人公で名門中学校に通う黒人少年。
遺伝子操作されたクモに噛まれて、スパイダー能力を得るも、自分自身の力をうまくコントロールできない彼は、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーを師に、様々な壁にぶつかりながら一 人前のスパイダーマンとして成長していきます。
コスチュームは黒と赤ベースのデザインで、その上からパーカーやカーゴパンツ、バスケットシューズ(スニーカー?)。
スパイダー能力の他に、彼独自の能力のあります。
スパイダーマン/ピーター・B・パーカー:見た目は同じですが別次元のスパイダーマン。
オッサンで下っ腹がぽっこり出ていて、無精ひげを生やし、性格もかなりテキトーですが、スパイダーマン能力はそのまま。
スパイダー・グエン/グエン・ステイシー:映画「アメージング・スパイダーマン」でも登場したピーターの恋人。
本作で登場する別次元の彼女がいた世界では、クモに噛まれたのはピーターではなくグエンで、彼女はスパイダーマンの能力を得るのです。
原作版では屈指の人気キャラで、トゥシューズを履いているのは彼女がバレエダンサーだから。
紅一点の女性スパイダーマンで、バレエで培った優雅で女性らしい動きが見所。
スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカー:“ノワール”は、フランス語で「暗い映画」を意味する「フィルム・ノワール」に由来しています。
「フィルム・ノワール」は1940年代前半~50年代の後半にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画のことを指し、スパイダーマン・ノワールは1930年代のギャングと戦っている世界の住人なので、彼だけは白黒なんですね。
スパイダーハム/ピーター・ポーカー:マーベルコミックスのキャラクターを動物化したパロディ世界からやってきた豚(だからハムなんですねw)のスパイダーマン。
他のスパイダーマンたちがクモの能力を得たのに対して、スパイダーハムは人っぽいクモが後天的にブタの力を得て生まれたのだとか。
劇画ではなくカートゥーン世界(「トムとジェリー」とか「バックスバニー」とか)の住人としての“特性”を活かして戦うようです。
スパ//ダー/ペニー・パーカー:読み方はよく分かりませんが(スパィダーorスパーダー?)、ほぼ間違いなく日本のアニメを意識したキャラクター。
スパ//ダーは人ではなく、未来の世界からやってきたペニー・パーカーという名の14歳の少女が操るパワードスーツ&彼女とパワードスーツを繋ぐクモの名前なんですね。
他にも、メイおばさんやメリージェーンといったお馴染みのキャラやヴィランも登場するんですが、今までのスパイダーマンとは少しだけ違ったりするので、ファンの人はそこに注目するとより楽しめるんじゃないかと思いますよ!
制作総指揮はあの二人
本作で制作総指揮を務めるのは、「くもりときどきミートボール」(2009)や「21ジャンプストリート」(2012)などの監督・脚本を務めたフィル・ロード&クリス・ミラー。
彼らはバットマンをレゴでアニメ化し、本家DCEUより面白いと評判の名作「レゴバットマン ザ・ムービー」(2017)を制作するなど、アメコミ通としても知られていて、本作ではフィル・ロードが脚本も担当しています。
まるでコミックがそのまま動き出したようなアニメーション
本作は基本CGアニメーションなんですが、CGでレンダリングした映像のうえに手描きで作画、着彩を施すという特殊な工程で制作されているそうです。
そのため従来の通常のCGアニメとは全く異なるルックの画面になってるんですね。
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また、各キャラクターのデザインにもそれぞれのルーツとなるコミックの画風が取り入れられていて、マイルスたちはあえてモーションブラー(動く被写体を撮影した際に生じるブレ)をかけずにカクカクとした動きをさせているし、ペニー・パーカーはアニメ風のメリハリある動き……と言った風に、キャラごとに異なるアニメーション技法を使ってるんだそうですよ。
とにかく最高に面白い作品なので、映画館の出来るだけ大きな画面と音量で鑑賞することを強くオススメしますよー!
興味のある方は是非!!!
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