ぷらすです。
僕が火曜日を担当しているブログマガジン「RE-C」に記事をアップしましたー!
宮崎駿監督の、劇場アニメを1作づつ語っています。
興味のある方は是非ご一読くださーい!(´∀`)ノ
ぷらすです。
今朝朝イチの回で観てきましたよー。
何がって、もちろんスピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』ですよ!
感想は…うーん、そうですね…。かなり控えめに言って………………
サイコーでしたよフォーーーー!!
というわけで、まだ公開したばかりの作品なので、出来るだけネタバレしないように感想を書きますが、これから本作を見に行く予定の人は、先に映画を観てからこの感想を読んでくださいねー!
とりあえず、観に行こうかどうしようか迷ってる人は、劇場に観に行くことをオススメします!
この映画、映画館の(できる限りの)大画面で浴びるように観るべき映画ですからね!
というわけで、いいですね? 注意しましたよ!
画像出典元URL:http://eiga.com
スティーヴン・スピルバーグがアーネスト・クラインの小説を映画化した、仮想ネットワークシステムの謎を探る高校生の活躍を描くSFアドベンチャー。2045年を舞台に、仮想ネットワークシステム「オアシス」開発者の遺産争奪戦を描く。主人公を『MUD マッド』『グランド・ジョー』などのタイ・シェリダンが演じる。共演は、オリヴィア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィンら。(シネマトゥデイより引用)
……とは言ったものの、一体何から書けばいいのかw
本作は、アーネスト・クラインが2011年に発表したSF小説「ゲームウォーズ」を原作にしたエンターテイメント映画です。
環境汚染や気候変動、政治の機能不全により、荒廃した2045年の世界。
画像出典元URL:http://eiga.com / ウェイド・ワッツの住む貧困地域
そのために貧困が広がり、スラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人口の大半は、オアシスと呼ばれる仮想現実(VR)の世界に入り浸っているんですね。
画像出典元URL:http://eiga.com / 多くの人びとが入り浸る仮想空間オアシス
そんなオアシスの創始者であるジェームズ・ハリデーが亡くなる前にオアシス内に隠したとされるイースターエッグを探すエッグ・ハンター(通称ガンター)の勝者には、彼の莫大な遺産と、オアシスの運営権を譲渡するという遺言によって、個人、企業を問わず、多くのユーザーがガンターに挑んでいるというのが本作の基本設定です。
VR世界が舞台の作品といえば「.hack」「ソードアート・オンライン」「ログ・ホライズン」などなど、日本でも多数の作品がある馴染みのある題材。
しかし、この作品が凄いのは、主人公ウェイド・ワッツ /パーシヴァル (タイ・シェリダン)の愛車はデロリアンだったり、ヒロインのサマンサ / アルテミス ( オリヴィア・クック)の愛車は「AKIRA」の金田使用のバイクだったり。
画像出典元URL:http://eiga.com / ジュラシックパークのTレックスも登場
劇中でアイアン・ジャイアントやガンダム、キングコング、「ジュラシックパーク」のTレックス、「トランスフォーマー」のオプティマスプライム、バットマンやジョーカーなどなど、ジャンルや権利者の壁を超えたポップアイコンが、とてもじゃないけど一度観ただけでは把握できないくらい多数登場、画面狭しと動き回るところなのです!
画像出典元URL:http://eiga.com / ガンダムは“あのロボット”と対決!
そんな、盆と正月とクリスマスとハロウィンがいっぺんにやってきたような本作の冒頭のレースシーン。
これ以上やったら映像的に崩壊するギリギリの情報量が、洪水のように押し寄せる(ボンクラ的)ドラッギーな映像的快感に痺れましたねー!
こんなん面白いに決まってますやん!
じゃぁ、サブカルやオタクだけが楽しいお祭り映画かといえば、そこは我らがスピルバーグ監督。
ストーリーの方も冒険、謎解き、ラブロマンス、努力、友情、勝利と、しっかりツボを押さえていて、最後には高橋名人的な着地する、老若男女誰もが楽しめるエンターテイメントに仕上げていました。
画像出典元URL:http://eiga.com / 本作で重要な役割を担うアイアン・ジャイアント。原作小説では「東映版スパイダーマン」のレオパルドンも登場したんだとか。
そう考えると、本作で「オアシス」を作りあげたジェームズ・ハリデーとユーザーの関係はそのままスピルバーグと僕らファンの関係に重なるし、そもそもこんな映画、世界広しといえどもスピルバーグ以外作れませんよ。
しかも、この作品を「 ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」とほぼ同時進行で作ってたって、この人の頭の中は一体どうなってるんだろうw
もちろん、アカデミー賞に関わるような社会派(でもちゃんとエンターテイメント)の素晴らしい映画を安定供給しているスピルバーグ御大ですけど、その一方でデビュー以降、多くの子供たちを虜にしてきたエンターテイメント映画の方は、近年、正直イマイチの作品も多かったわけで。
「もう、僕らの大好きなボンクラ映画監督(褒め言葉ですよ)のスピルバーグは終了なのかな( ´•ω•` )ショボン」とか思ってたら、「そんなわけあるかーーー!」とばかりに、こんなスーパーボンクラ超大作をプレゼントしてくれた彼には、もう、「ありがとう」以外の言葉なんか出てこないですよ!
なので、本作を観ようかどうしようか迷ってる人には、しつこいようですが、本作は劇場の(出来るだけ)大画面で浴びるように観るのがオススメですよー!!
興味のある方は是非!!!
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼
ぷらすです。
今回ご紹介するのは、昨年公開されたトム・クルーズ主演の伝記映画『バリー・シール アメリカをはめた男』ですよー!
1980年代、CIAエージェントと兼業で、麻薬カルテルや反政府組織を相手に運び屋をしていた実在のパイロット バリー・シールの半生を描いたクライムコメディー?。
みんな大好きトム・クルーズの魅力が爆発している傑作でしたねー!(*゚∀゚)=3
画像出典元URL:http://eiga.com
航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、麻薬の運び屋としても暗躍した実在の人物バリー・シールの半生を、トム・クルーズ主演で映画化。『エクス・マキナ』などのドーナル・グリーソン、『21オーバー 最初の二日酔い』などのサラ・ライトらが共演。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でトムとタッグを組んだダグ・リーマンがメガホンを取る。トムが全て自分でこなしたフライトシーンに注目。(シネマトゥデイより引用)
本作の主人公バリー・シールは、元々アメリカ大手航空会社TWAの敏腕パイロット。
本職の傍ら葉巻の密輸で小遣い稼ぎをしていましたが、パイロットとしての腕を買われてCIAエージェントに転職し、民間人ながら南米諸国の上空を飛び回る偵察任務を請け負うんですね。
画像出典元URL:http://eiga.com
この腕前が高く評価され武器輸送にも着手。その成り行きで現地で麻薬王の依頼を受けて、ドラッグを機内いっぱいに詰め込んで米国内へ密輸する運び屋も兼業し、金の隠し場所に困るほどの大金持ちになっていくんですねー。
そこでシールはパイロットを雇って事業を拡大。
更なる巨万の富が転がり込み、彼が拠点にしていたアーカンソー州のミーナという小さな町がバリー・シールバブルでジャンジャン発展するっていう、嘘みたいな実話を元にした作品なんですね。
そんな、破天荒ながら明るいキャラクターや面倒見の良さで多くの人に愛されていたバリー・シールを演じるのは、みんな大好きトム・クルーズ。
トムの人好きするけどちょっと胡散臭いニヤニヤ顔を見ると、正直これ以上ないキャスティングだと思いましたねー。
本作はジャンプカットや当時の報道映像を多用し、間延びしそうな部分はサクっとすっ飛ばしながら、面白いエピソードを繋いで物語がテンポよく進んでいきます。
作中にはCIAやコロンビアの麻薬カルテル、ニカラグアの反政府ゲリラ「コントラ」。さらに地元警察・DEA(麻薬取締局)・FBI(連邦捜査局)・ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)、果てはホワイトハウスに至るまで、様々な組織が登場しますが、視点をバリー・シールに絞ることで、当時の情勢を知らなくても混乱することなく、エンターテイメントとして楽しむ事が出来ました。
この辺の演出は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」ダグ・リーマン監督の見事な手腕に関心したし、バリー・シールという男の栄枯盛衰をコメディーチックにカラッと見せる手法は監督自身が「大好き」と語るギャング映画「グッドフェローズ」や、同じマーティン・スコセッシ監督の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に近い雰囲気でした。
ちなみに、シールが飛行機を操縦するシーンの殆どはCGを使わず、飛行機の免許を持つトム本人が本物の飛行機を操縦しているそうです。
画像出典元URL:http://eiga.com
水面スレスレの低空飛行やアクロバティックな飛行シーンを観ながら「これはもしや…」って思ったら、案の定でしたよw
ホント、お前はどこに向かってるんだトムよ。
「~アメリカをはめた男」なんてタイトルから、いかにもバリー・シールが口八丁手八丁で米政府を手玉に取って~みたいな内容をイメージする人もいるかもですが、そんなことはありません。
彼は詐欺師でも何でもなくて、飛行機の操縦が上手いただの民間人だし、奥さんや子供を愛するマイホームパパです。
画像出典元URL:http://eiga.com
なので、劇中での彼はただ周りの状況に流されるまま行き当たりばったりに行動しているだけなんですよね。
中盤、彼の本拠地ミーナという小さな街には、シールが取引のために使う公衆電話がバカみたいに設置され、マネーロンダリングのための銀行がアホみたいに立ち並び、シールの調査に捜査に来たFBIの捜査官を呆然とさせます。
それでも次から次へとお金が儲かりすぎて、とうとう金の隠し場所がなくなり干し草に混ぜて馬のエサにする始末。
おかげで小さな田舎町は大バブル状態になって、街中をスーパーカーや高級車が走り回ってるんですねーw
しかし、そんな状況が長く続くハズもなく、「コントラ作戦」の失敗でCIAがシールを切り捨てたのを境に、彼を取り巻く状況は一変していくわけです。
画像出典元URL:http://eiga.com
つまり、実質シールは「アメリカに“はめられた男”」もしくは「使い捨てられた男」なんですね。
そして、物語は苦いラストを迎えるわけですが、それでもどこか爽快感のあるカラっとしたエンターテイメントだったし、「トム・クルーズ映画」としてもサイコーに楽しい作品でしたよー!
興味のある方は是非!!
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼
ぷらすです。
今回ご紹介するのは、「ミレニアム」シリーズで主演を務めたノオミ・ラパスが1人7役を務めて話題になったデストピアSFスリラー『セブン・シスターズ』ですよー!
人口増加による滅亡を防ぐため、一人っ子政策を始めたディストピア世界を生き延びようとする7人姉妹(7つ子)の物語なんですが、面白かったですねー!
画像出典元URL:http://eiga.com
近未来を舞台に、交代で一人の人間に成り済ます七つ子姉妹の運命を描いたSFスリラー。『ミレニアム』シリーズなどのノオミ・ラパスが主演を務め、個性豊かな姉妹を演じ分ける。『アルバート氏の人生』などのグレン・クローズ、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォーらが共演。『処刑山 -デッド・スノウ-』などのトミー・ウィルコラ監督がメガホンを取った。(シネマトゥディより引用)
本作の舞台は、人口増加と相次ぐ飢饉によって厳しい食糧難に陥った近未来の世界。
戦争や難民問題が繰り返されたことによって主要国は滅び去り、ヨーロッパ連邦が新たな超大国になっていて、時の権力者ニコレット・ケイマン (グレン・クローズ)は、人類絶滅を防ぐため大規模な一人っ子政策を行います。
それは第二子以降の子供は児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存されるというものなんですね。
そんな時代に、ある女性が命と引き換えに7つ子の女の子を出産。
画像出典元URL:http://eiga.com
女性の祖父(ウィレム・デフォー)は、7人の名前にそれぞれ曜日を割り振り、7人で1人の人格カレン・セットマン(割り振られた月曜~日曜までの曜日以外の姉妹は自宅の屋根裏で暮らす)として生きるように子供の頃から教え込み、何とか当局を欺き続けるんですね。
そうして彼女たちが30歳になっていたある日、7姉妹の長女マンデーが外出したまま、夜になっても帰宅しないという事態が発生。7姉妹の日常が狂い始めていく…というSFサスペンスです。
人口増加による食糧難や紛争、難民や環境破壊によって、人類は遺伝子組み換え食品を作るしか選択肢がなくなり、これによって一時は状況が改善するものの、今度は食品の影響で、双子・三つ子・五つ子など、生まれてくる子供たちに影響が出始めるという設定は、一見、荒唐無稽に思えますが、「もしかしたらありえるかも」と思わせる絶妙な設定だなーと思いましたねー。
そこで、ケイマン率いる政府は強制一人っ子政策を実施。
国民全員に個人情報が入った時計型ブレスレットの着用を義務化した徹底的な監視社会になっていくわけです。
そんな中、家の屋根裏に隠れてこっそり生きる7姉妹を演じるのは、「ミレニアム」シリーズ(「ドラゴンタトゥーの女」のオリジナル版)で、主人公のリスベットを演じたノオミ・ラパス。
月曜日(マンデー):真面目な長女。
画像出典元URL:http://eiga.com
火曜日(チューズデー):自由だけど繊細なヒッピー。
画像出典元URL:http://eiga.com
水曜日(ウェンズデー):トレーニング大好きな武闘派。
画像出典元URL:http://eiga.com
木曜日(サースデー):子供の頃からルールを破って自分を貫いてきた。反抗的。
画像出典元URL:http://eiga.com
金曜日(フライデー):コンピューターオタクで姉妹のブレーン的存在。
画像出典元URL:http://eiga.com
土曜日(サタデー):セクシーで社交的な飲み会要員。
画像出典元URL:http://eiga.com
日曜日(サンデー):しっかり者で姉妹の母親的存在。
画像出典元URL:http://eiga.com
という、顔はそっくりだけど性格やキャラクター違う7人を、見事に演じ分けていましたねー。
一日に何人も演じ分けたり、それぞれの個性に合わせたアクションも覚えなくちゃならないので、かなり苦労したようです。
また、そんな1人7役を成立させるため、姉妹が揃うシーンではカット割りや代役、CGによる顔の合成などを駆使して、本当に7人の女優が存在するようなリアルな映像になってました。
マンデーが会社から帰らなかった翌日、状況を知るためにカレン・セットマンとして外出したチューズデーは児童分配局に捕まり、さらに自宅を児童分配局が襲撃。
画像出典元URL:http://eiga.com
状況もわからないまま、生死をかけた戦いに放り込まれる彼女たちですが、やがて、彼女たちが7人姉妹と見抜いた誰かが、児童分配局に密告した事に確信を持ち、それぞれの得意分野を活かしながら、当局に自分たちを売った人間を探し始めるんですね。
アパートのドアマンや、同じ会社に務めるゲス野郎、IDチェックのためのゲートを守警備員などなど、見るからに怪しげな連中を相手に、少しづつ真実に近づいていく謎解きと、いつ児童分配局に襲われるか分からないサスペンス要素が、本作を引っ張る牽引力になっています。
いや、ぶっちゃけ中盤くらいで「ははーん、こいつが犯人だな」と予想はつくんですけど、そこから更にもうひと捻りあるのも面白かったです。
もう一つこの映画の特徴は、いわゆる100%の悪役がいないんですよね。
いや、一応ラスボス的な悪役はグレン・クローズ演じる権力者、ニコレット・ケイマン なんですけど、中盤でこの政策に心を痛めている彼女の姿が出てきてビックリするし、このシーンによって、その後の展開が非常に尻の座りの悪い感じになるんですよね。(褒めてます)
画像出典元URL:http://eiga.com
やってることは非道いんだけど、それもこれも人類の未来を繋いでいかなければ…っていうリーダーとしての責任感ゆえだし、姉妹を売った犯人も追い詰めていく児童分配局も100%の悪役ではないんですね。
なので、現実にもし同じことが起こったら、ケイマンの事を責められるだろうかとか考えてしまい、物語が終わってもどこか釈然としない苦い後味が残るのです。
そういう意味で、どうにもスッキリしない映画ですが、その辺の意地の悪さも嫌いじゃないなーって思ったりしました。
まぁ、若干ご都合主義的な展開があったりもするんですが、そんなには気にならないし、物語も映像もヨーロッパ映画的な重厚さがあって個人的には好きな作品でしたねー!
興味のある方は是非!!
▼よかったらポチっとお願いします▼
ぷらすです。
今回ご紹介するのは、「エクスペンタブルズ」にも出演しているアクションスターのドルフ・ラングレン主演『ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター』ですよー!
ぶっちゃけ「看板に偽りあり!」っていう映画だし、久しぶりに観たB級映画らしいB級映画なので好き嫌いはキッパリ分かれると思いますが、個人的には「良い映画ではないが憎めない」作品でしたねーww
で、多分この映画ストーリーを全部書いても作品の面白さに1ミリも影響しないと思うので、今回はネタバレ全開で感想を書きます。
なので、「ネタバレ(/ω\)イヤン」な人は、映画を先に観てからこの感想を読んでくださいねー!
いいですね? 注意しましたよ?
画像出典元URL:http://eiga.com
「エクスペンダブルズ」シリーズなどの人気アクション俳優ドルフ・ラングレンがゾンビハンター役を演じたアクションホラー。ミシシッピー州の小さな町で、古代の悪霊ゾンビが解き放たれた。悪霊はとり憑いた人間を殺した者に次々と憑依していき、町は大量の犠牲者で溢れ返る。そんな時、くたびれたロングコートを身にまとった大男が町に出現。数十年前に同じゾンビと戦った経験があるという大男は、FBI女性捜査官と共に悪霊ゾンビに立ち向かう。監督は「ラバランチュラ 全員出動!」のマイク・メンデス。「WAC ウェルカム・アメイジング・シネマ 2017」(ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)上映作品。(映画.comより引用)
いきなりネタバレしますけど…。
本作ににゾンビは一体も登場しません。
本作の原題は「Don't Kill It」直訳すると「それを殺してはいけない」となり、内容を一言で要約すると「悪魔祓い(封じ)」の映画なんですねー。
この悪魔、人間に取り憑いて周囲の人を片っ端から惨殺→宿主が殺されると殺した相手に取り憑きまた周囲の人を…という非常に厄介な悪魔で、ドルフラングレンはその悪魔を追う、民間人の悪魔ハンターです。
字幕では一応「悪霊ゾンビ」って書かれてますが、ラングレンは完全に「デーモン」って言ってるので、ゾンビはまったく関係なく「悪魔」で合ってると思います。
本作は、ミシシッピー州の田舎町が舞台。
森で鹿撃ちしてた男が連れていたワンコが、鹿を追ううち森の中で何やら怪しげな入れ物? を見つけて開けちゃうんですね。
いつまで経っても帰ってこないので探しに来た男に、いきなり襲いかかってきたワンコを男は猟銃で撃ち殺し悪魔憑き第1号に。
そこから男は自分の家族とお隣さんを猟銃で惨殺。お隣の旦那さんに拳銃で射殺されると、次はお隣さんが悪魔付きとなり……って感じで物語はスタートします。
低予算映画だからか、悪魔憑きに悪魔っぽい特殊メイクはなくて、目が真っ黒になって吠えながら近くの人間を殺していくスタイル。
で、場面変わって夜のバー。
元カレと揉める女の子を助けたラングレンはその子と一夜を共にするんですが、翌朝ちゃっかりお金を請求されます。世知辛いw
で、警察でのすったもんだの末に、FBIの女捜査官役のクリスティーナ・クリーブと組んで悪魔退治に挑むっていうストーリーなんですが、終始ラングレンのドジっ子スキルが発動しっぱなし。
状況説明のために集会場に住人を集めれば、そこに悪魔憑きが現れてコントみたいにサクサク人が死んでいくし、森で悪魔憑きを発見し車を離れた間に相棒のクリスティーナは襲われるし、悪魔憑きと間違えて酔っ払いを捕まえるなどなど。
お前本当に専門家なのか!? って疑われても仕方ないミスを連発しますが、当のラングレンは悪びれる様子もなく、当てずっぽうで悪魔憑きを探し回るんですね。
で、次々宿主を変える厄介な悪魔を退治するためには、「宿主を殺した相手に取り憑く」習性を逆手にとって、取り憑かれた宿主を殺した人間が宿主になった瞬間に自殺するという乱暴な方法しかなく。
ラングレンのお父さんがこの方法で命をかけて悪魔を封じた入れ物を、誰も来ない湿地帯に捨てようとラングレンが乗ったセスナ機が事故で落ちて……って…
お前が全ての元凶やないかあぁぁい!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ
画像出典元URL:http://eiga.com / どんな失敗にも悪びれないラングレン
で、ラングレンとFBIと教会のせいで、さらに被害者が増えまくった末に最後はFBIのクリスティーナ・クリーブが空中で爆発し、ラングレンが封印した悪魔を海に捨てたら、封印した瓶がサメに食われるという、ホラー映画っぽい感じで終わりましたよ。
終わってみれば、ラングレンのせいで街がほぼ壊滅状態になるっていう、最終的には「人間核弾頭」ドルフ・ラングレンの面目躍如な映画でしたねーwww
そんな感じでツッコミどころを上げれ作品ばキリのない作品ですが、お年寄りから子供まで差別なくサクサク死んでいくし、今時の映画には珍しくCGじゃなくて特殊メイクとSFXでゴア描写を作り上げていて、古き良き80年代スラッシャーホラーのテイストを再現しているところは、個人的に好感が持てましたねー。
それに前述した、集会場でのコントのようなドタバタ殺戮シーンやヒロインの空中爆発には、思わず吹き出してしまいましたよ。
そんな作品なので、積極的にオススメは出来ませんが小難しい映画や胸糞映画の口直しとして一緒にレンタルするには丁度いいんじゃないでしょうか。
興味のある方は是非!
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼
ぷらすです。
『パシフィック・リム: アップライジング』を今朝朝イチの回で観てきましたよー!
「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞を獲得したギレルモ・デル・トロが監督し、世界中のオタクから熱い支持を受けた前作「パシフィック・リム」待望の続編ながら、監督交代ということで公開前から不安の声も聞かれた本作。
最初に書いちゃうと、個人的な感想としては不安が見事に的中してしまいました。
というわけで、まだ公開したばかりの作品なので、出来るだけネタバレは避けるつもりですが、これから本作を観る予定の方は映画を観てからこの感想を読んでくださいね。
いいですね? 注意しましたよ?
画像出典元URL:http://eiga.com
2013年に公開されたSFアクション『パシフィック・リム』のシリーズ第2弾。平穏を取り戻した地球に進化したKAIJUが再び出現し、人類と激闘を繰り広げる。監督はドラマシリーズ「スパルタカス」などに携わってきたスティーヴン・S・デナイト。『デトロイト』などのジョン・ボイエガ、『スクランブル』などのスコット・イーストウッド、『バベル』などの菊地凛子、『ちはやふる』シリーズなどの新田真剣佑らが出演する。(シネマトゥディより引用)
太平洋の海底に出来た時空の裂け目から攻め込んできた怪獣に対抗するため、巨大ロボット「イェーガー」 を開発した人類が、多くの犠牲を出しながらも時空の裂け目を閉じることに成功し、平和を取り戻してから10年後の世界が舞台。
環太平洋防衛軍 (PPDC) の司令官で、前作の最終決戦で命を落とした英雄でスタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ)の息子ジェイクは、軍を辞めて気ままに暮らしていたが、盗んだスクラップから小型のイェーガーを作り上げた少女 アマーラ・ナマーニ (ケイリー・スピーニー)と出会い……。というストーリー。
主役のジェイク・ペントコストを演じるのは、「新スター・ウォーズシリーズ」のジョン・ボイエガ。
画像出典元URL:http://eiga.com
前作からは引き続き、森マコ役の菊地凛子、ニュートン・ガイズラー博士役のチャーリー・デイ、ハーマン・ゴットリーブ博士役のバーン・ゴーマンの3人が続投しています。
画像出典元URL:http://eiga.com
前作が綺麗に終わっていたので、本作は一体どんな形で続編を作るのかと思ってたけど、個人的には「なるほど、そう来たか!」と感心しましたねー。
ストーリー的には決して目新しさはない、“よくある展開”ではあるけど、「まさかアイツが!?」っていう驚きはあったし、続編としてのストーリーの発想は良かったと思いました。
ほぼ全編にわたって夜か海中のシーンばかりで、肝心の怪獣とイェーガーの戦いがよく見えないという苦情が多かった前作を踏まえて、本作での戦いはほぼ全編が昼間になってます。
画像出典元URL:http://eiga.com
それ自体は良いんですが、問題は前作でデル・トロがこだわり抜いたイェーガーや怪獣の重量感や巨大さ、イェーガーへの搭乗や始動プロセスなどのディテールが全くと言っていいくらい描かれていないことです。
アチコチのレビューで書かれてますけど、ほんと「トランスフォーマーかよ!」とツッコミたくなるくらい、イェーガーや怪獣の重量が感じられないし、特にクライマックスの総力戦は、ひたすらガチャガチャドタバタしてて、誰が・どこで・何をしているのかが、まったく分からないんですよね。
画像出典元URL:http://eiga.com
そもそも、パイロットが機体に乗りこむ描写がないから、誰がどの機体に乗ってるのかも分からないし。
一応は前作のオマージュ的なシーンもあったりするけど、その前に必要な描写をちゃんと入れなさい!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ っていうね。
劇中一番盛り上がると思われる、ジェイクの演説からの出撃のシーンも、そこまでのフリが雑すぎるうえにキメのシーンもなくて全然盛り上がらないし、ただただ役者やイェーガーがドタバタしてるだけで、辛うじてストーリーは分かるものの、緊迫感も緊張感も迫力もなく、物語が進むごとに「どーでもいい感」が増してくるんですよねー。
この辺は、本作が劇場長編初めてらしい監督スティーヴン・S・デナイトの、完全な力量不足だと思います。
敢えて言うなら、一人乗り小型イェーガーのスクラッパーだけは良かったかな。
そんな感じで前作が大好きな人にはあまりオススメは出来ませんが、お金がかかってる分見栄えはそれなりにいいし、巨大ロボがたくさん出てくるので子供さんを連れて行ってあげたら喜ぶかもしれませんね。(なげやりな〆)
興味のある方は是非。
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼