ぷらすです。
日刊オレラに「味園ユニバース」の感想を載せてもらいましたー。(*´∀`*)
そんなわけで、コッチでは「味園ユニバース」の補足や、山下敦弘監督についてチョロっとお話したいと思います。
「味園ユニバース」は僕が観た、3本目の山下監督作品になります。
ちなみに、ほかの2本は「苦役列車」と「もらとりあむタマ子」
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両作とも、元AKB48の前田敦子さんが出演してるんですが、特に「苦役列車」が女優前田敦子のターニングポイントとなった作品なんじゃないかと言われているみたいです。
実際、「苦役列車」の時の前田さんは、主演の森山未來さんに引けを取らないような不思議な存在感を発揮してましたしね。
「もらとりあむタマ子」でも、彼女の不思議な存在感が遺憾無く発揮されて、ただカワイイだけではない、独特なアンニュイさというか、ライムスター宇多丸さんの言葉を借りるなら「変人感」が、映画全体にプラスの作用をもたらしていたように見えました。
今回、オレラでご紹介した「味園ユニバース」も、ストーリー(のラスト)はちょっとアレだったものの、主演の渋谷すばるさんの持つ独特な空気感というか、悪く言えば狂犬っぽいワイルドな色気が実に魅力的に映し出されていましたしね。
そして、二人に共通するのは、テレビや仲間といて楽しそうにしていても、どこか浮いて見えるような「寄る辺ない」佇まいで、逆にそこが二人の魅力でもあると思うんですが、そういう役者さんの演技力とは別の、その人自身が纏っている空気みたいなものを、ストーリーに組み込んでいくことにかけて、山下監督は日本でも有数の名手と言っても過言じゃないと思います。
オレラでも書いたように「味園ユニバース」の魅力は渋谷さんの圧倒的な歌唱力で、冒頭で記憶喪失になった彼がアカペラで歌う「古い手紙」は、主人公「ポチ男」のキャラクターに説得力と実在感を持たせわけで、そんな彼の魅力を最大限効果的に引き出した山下監督は、やはり只者じゃないなって思うわけです。
というわけで、「味園ユニバース」を観て興味がわいたら、「苦役列車」「もらとりあむタマ子」も見て頂けたら嬉しいです。
ではではー。