ぷらすです。
今回ご紹介するのは、かつて日本でも放送された同名米アニメの実写映画版『スクービー・ドゥー』ですよー!
この作品、別に観る気はなかったんですが、ジェームズ・ガンが脚本を担当しているという事で、今回レンタルしてきました。
画像出展元URL:http://eiga.com
概要
これまでみんなで協力しあってさまざまな珍事件を解決してきたミステリー社の4人と一匹だったが、フレッド、ダフネ、ヴェルマの3人はそれぞれ独立してみなバラバラになってしまう。ミステリー社にはシャギーと臆病犬スクービーだけが取り残される。そんな彼らは2年後、学生たちの人気スポットであるアミューズメント・パークのオーナー、エミールからそれぞれ別々に調査依頼を受ける。楽しげに訪れた学生たちが、帰るときにはみな無愛想になってしまっているというのだ。思わぬ再会を果たしたミステリー社の面々はさっそく謎の解明に取り掛かるのだった。(allcinema ONLINEより引用 )
感想
原作は米国を代表するアニメーション
本作の元ネタとなる「Scooby-Doo,」は、米国では1969年からスタートし現在も続いている長寿アニメで、日本で言えば「サザエさん」的な国民的アニメです。
約50年にわたるご長寿アニメゆえに米カルチャーにも深く浸透していて、多ジャンルのカルチャーやコンテンツでもこの名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
日本でも1970年NHKで「弱虫クルッパー」と言うタイトルで放映。
その後スカパー・カートゥーン ネットワークの再放送では原題の「スクービー・ドゥー」で再放送されたりもしてるらしいですね。
ちなみに僕は、日本放送時に観ていたか記憶が曖昧なんですが、観てたとしても当時は幼児だったので殆ど記憶にないんですよねー。
原作の大まかなストーリーは、ドジな主人公シャギー、二枚目で自称リーダーのフレッド、美人でいつも誘拐されちゃうダフネ、メガネっ子で謎解き大好きなヴェルマの4人と、シャギーのペットで相棒の大型犬スクービー・ドゥーが結成した探偵団「ミステリー社」が、超常現象に見せかけた事件のカラクリを暴くという1話完結形式のコメディーシリーズらしいです。
ジェームズ・ガンが脚本を担当
そんなアニメ原作を2002年に初めて実写映画化したのが本作で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガンが脚本を担当。
これがヒットして、ガンは続編「スクービー・ドゥー2 モンスターパニック」の脚本も担当したようです。
ちなみにストーリーは、いつものように事件を解決したミステリー社ですが、その後メンバーの不満が爆発し解散してから2年後、シャギー(マシュー・リラード)とスクービー・ドゥー(ニール・ファニング:声)にスプーキー島(恐怖の島)へ仕事の依頼が。
渋る二人(1人と1匹)でしたが、食べ物につられ飛行場に向かうと、そこにはフレッド(フレディ・プリンゼ・ジュニア)、ダフネ(サラ・ミシェル・ゲラー)、ヴェルマ(リンダ・カーデリーニ)の姿も。どうもミステリー社全員に招待状が送られたらしいんですね。
ギクシャクしながらも島に到着した4人と1匹は、依頼人のモンタヴェリアス(ローワン・アトキンソン)から島にかけられた呪いを解いてほしいと依頼され――というストーリー。
これまでのアニメでは、オカルト事件にはカラクリがあって、それをミステリー社のメンバーが暴くという展開だったわけですが、本作ではこのアニメ版の設定を逆手にとって、作中の呪いも登場するモンスターも実は本物だったという展開になっていて、メンバーたちはかつてないピンチに見舞われるのです。
正直、アニメ版を観てない身としては、クライマックスの真犯人登場のシーンで「…お、おう……」って感じになるんですが、劇中でも一応は伏線が張られているので、「お前誰やねん!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ」ということはないです。
ただ、原作のイメージを守ろうとしたのか、それともターゲットが子供だからなのかは分かりませんが、基本キャストの演技はオーバーだし、作品のテイストやセットのデザインなども明らかに子供向き。
ストーリーもまぁ、原作ファンなら楽しめるのかな?と言う感じ(ただ本作はゴールデンラズベリー賞を受賞してるようなのでファン受けもあまり良くなかったのかも)で、大人も楽しめる作品とまでは言えないんですが、物語としての構成はしっかりしてるので、一言さんお断り的な感じにはなってないですよ。
キャラクターが良い
あと、原作を知らなくてもそれなりに楽しいのは、メインキャラクターの役割や性格がハッキリしてるし、ベタだけど彼らの友情やほんのり恋模様も描かれていて、そういう意味でキャラ映画として楽しめるからなんですよね。
特にスクービー・ドゥーは、原作だとかなりオッサンっぽいデザインなんですが、本作ではCGで本当の犬に寄せている分、原作よりも圧倒的に可愛らしいですしね。
それと、島のオーナー・モンタヴェリアスを「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソンが演じているんですが、彼の普通に話す演技を観られるのはある意味で貴重な体験なのかもしれませんw
それぞれの関係性萌え的な部分もあり、特にシャギーとスクービー・ドゥーのブロマンス的な感じも中々良かったですねー。
興味のある方は是非!
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