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「COP CAR / コップ・カー」(2016) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、みんな大好きケヴィン・ベーコンが主演、製作総指揮を務めたクライムサスペンス『COP CAR / コップ・カー』ですよー!

メインの登場人物が5人、映像のほとんどが原っぱか道路際っていうビックリするくらいの小規模な作品なんですが、超面白かったです!!

で、本作は多分、何の予備知識がない方が楽しめるタイプの映画だと思うんですよね。
なので、まずはレンタルで本作を観てから、この感想を読んで頂けたら嬉しいです。

いいですね? 注意しましたよ?

 

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画像出典元URL:http://eiga.com/

あらすじと概要

『激流』『ミスティック・リバー』などで知られる個性派俳優ケヴィン・ベーコンが主演、製作総指揮を務めたクライムサスペンス。
 メガホンを取るのは、イーライ・ロスが製作に名を連ねた『クラウン』で長編デビューを飾ったジョン・ワッツ。

ストーリー:家出中の少年トラヴィス(ジェームズ・フリードソン=ジャクソン)とハリソン(ヘイズ・ウェルフォード)は野原を歩いていたとき、無人のパトカーを見つける。二人は面白半分に乗り回し、車内で見つけた銃や防弾チョッキで遊んでいたところ、車を盗まれたことに気付いた持ち主の保安官ミッチ・クレッツァー(ケヴィン・ベーコン)から無線の警告が入る。その異様な口調に驚いた少年たちは、やがて車のトランクに隠された秘密に気付き……。(シネマトゥデイより引用)

 

 

感想

僕はこの作品を宇多丸師匠のラジオで知ったんですが、それが4月の話でもうすっかり忘れてたんですね。

で、TSUTAYAの新作の棚に本作が並んでるのを観て「お、ケヴィン・ベーコン主演の映画かー」なんて思いながら、レンタルしまして。
つまり、本作の事前情報がまったくない状態で観たんですね。

それだけに、物語が進むうちに「え、そういう映画なの!?」とビックリしたんですが、逆に観終わった時は事前に内容を知らなくて良かったなーと思いましたねー。

なので、内容自体は好き嫌いの分かれる映画だと思いますけど、まずは事前情報なしで見て欲しいというのが正直なところだったりします。

ケヴィン・ベーコンとは

僕もちょいちょい「みんな大好き」とか書いてますが、そもそもケヴィン・ベーコンって誰!? っていう方もいると思うので軽く説明。
ケヴィン・ベーコンは米国のベテラン俳優で、1984年公開の「フットルース」で主役に抜擢されて一躍人気俳優の仲間入りしました。
その後、大作から小規模なB級作品、テレビドラマなど、とにかく数多くの作品に出演し、独特の存在感を示し、今も第一線で活躍し続けています。

 悪ガキ2人のスタンド・バイ・ミー

さて、本作のストーリーをザックリ一言で説明すると、

家出中の悪ガキ二人にパトカーを盗まれた保安官のベーコンが慌てる映画です。
ただ、ベーコンが演じる保安官には実は恐ろしい秘密がある悪徳保安官なわけですね。

映画冒頭、10歳位の男の子2人がだだっ広い原っぱで、ひたすら下品な言葉(チ〇コとかマ〇コとか尻、ウ〇コとか)を言う遊び? をしながら延々歩いています。
最初は、「ははーん、この二人が死体でも発見するところから物語がスタートするんだな」と思いながら観てると、どっこい、この二人の悪ガキはベーコンとともに物語を引っ張る最重要キャラでしたよ!

劇中に詳しい説明はないんですが、二人の会話や劇中でのやり取りの中で、この二人は、家出中であること、ヤンチャなトラヴィスの方はどうやら母親が再婚していること、少しビビリなハリソンの方はおばあちゃんと暮らしていることなど、ふたりの背景がそれとなく分かってくるようになっています。

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べーコンと共に物語の主役を張る悪ガキ、ハリソン(左)&トラヴィス(右)
画像出典元URL:http://eiga.com/ 

本作はそんな二人の冒険譚でもあり、この辺のジュブナイル的な雰囲気は、映画「スタンド・バイ・ミー」(ドラえもんじゃないよ!)を思い出したりしました。

で、この二人がたまたま道端に止まっていたパトカーを発見。
中に乗り込んでみると、偶然隠してあった車のキーを発見して、乗って行っちゃう(オートマだから運転できちゃうんですね)ところから物語はスタートします。

ベーコン詰め合わせ映画

一方のベーコン、悪事を隠匿するためにパトカーを離れて戻っみたら、停めてあったパトカーが無くなっていて大慌て。

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余裕のベーコン 画像出典元URL:http://eiga.com/ 

なにせ、パトカーの中には自分の“悪事の証拠“が乗せっぱなしですから、通報(というか連絡?)も出来ないし、ほかの誰かにパトカーが見つかる前に自分の手で取り返さなくちゃならないわけです。

で、ケータイから警察に無線の調子が悪い偽装工作したり、原っぱ(牧場)を必死に全力疾走したり、駐車中の車を盗んだり、絶望して逃亡の準備をしたと思ったら、悪ガキから無線連絡が入って大喜びしたりたり。

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ヘロヘロのベーコン 画像出典元URL:http://eiga.com/ 

それはもう、あらゆるベーコンの魅力が詰まった、ベーコン好きにはたまらない
ベーコン詰め合わせ映画です。

そして、ある出来事をキッカケに、物語は不穏な方向へと進んでいき、最後に怖いベーコンが顔を出すわけですね。

とにかく脚本が素晴らしい!

とにかく、本作で素晴らしいのはその脚本だと思います。
とにかく余計な説明が一切なく、悪徳保安官のベーコンと悪ガキ二人のキャラクターや背景は全部、会話の中に紛れ込ませたり、物語の展開が進むうちにそれとなく明かされていくんですね。

また、悪ガキたちの子供特有の危なっかしい無邪気な行動に、観客がハラハラドキドキするスリリングな展開が仕込まれていたり、そんな彼らの行動に、ラストに繋がっていく伏線を紛れ込ませたり。
中盤のあるショッキングなシーンや苦い余韻を残すラストも、「悪いことをすれば罰を受ける」という教訓を変則的に描いていて、一見、倫理に反しているように見えて、実はとても倫理的な作品だと思いましたねー。

ただ、あのラストシーンは、人によって好き嫌いが分かれちゃうかもですけど。
でも、そこもちゃんと想像の余地を残してますしね。

(おそらく)かなり低予算な作品でありながら、満足度は凄く高い作品でした!
あと、本作の監督ジョン・ワッツは、スパイダーマンの最新作の監督にも抜擢されたそうで、そちらも凄く楽しみになりましたよ!

興味のある方は是非!!!

 

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