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今度の主役はおじいちゃんズ!?「ジュマンジ/ネクストレベル」(2019)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2017年公開の「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編『ジュマンジ/ネクストレベル』ですよー!

前作では、ロック様ことドウェイン・ジョンソンの中身がオタク童貞高校生になったり、ジャック・ブラックの中身が女子高生になったりする楽しい映画でしたが、その続編となる本作はどうだったかについて語っていきたいと思います。

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概要

約20年振りの続編となった『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』に続くアドベンチャーシリーズの第3弾。再びゲームの世界に入り込んだ4人の高校生に2人の老人が加わり、砂漠や雪山などから生還するためサバイバルを繰り広げる。出演はドウェイン・ジョンソンジャック・ブラックら前作のキャストのほか、ダニー・デヴィートダニー・グローヴァーが共演。監督は前作のジェイク・カスダンが続投する。(シネマトゥディより引用)

感想

ジュマンジ」とは

本作の前段となる2017年の「~/ウエルカム・トゥ・ジャングル」は、名優ロビン・ウィリアム主演で1995年に公開された「ジュマンジ」から22年ぶりの続編だったので、本作は「ジュマンジ」シリーズ3作目になります。

ではオリジナル版「ジュマンジ」がどんな内容かと言うと、止まったコマに掛かれた事が現実に起こるという「闇のスゴロク」をプレイする4人の物語。

この作品の中でロビン・ウィリアムスは26年間ゲームの中に閉じ込められ「見た目は大人頭脳は子供」のアランというキャラクターを熱演。
また、当時はまだ最新技術だったCGを贅沢に使って人々を驚かせたんですね。

それから22年後に公開された続編「~/ウエルカム・トゥ・ジャングル」では、前作で重りをつけられ川に流された後、海岸で少女に発見された「ジュマンジ」が時代に合わせてビデオゲームに進化するという貞子チックなスタート。

色々あってスクールカースト序列が全然違う、相容れない4人が偶然「ジュマンジ」に閉じ込められ、共にゲームをクリアすることで友情や愛情が芽生えるという、青春映画の金字塔「ブレック・ファースト・クラブ」的展開と、彼ら彼女らのゲーム内アバタードウェイン・ジョンソンジャック・ブラックケヴィン・ハート、カレン・ギランが演じた事でも話題になりました。

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そしてその続編となる本作では、大学生になった4人が久しぶりに集まろうという話で盛り上がるわけですが、前作主人公のスペンサーは慣れないNY生活ですっかり自信を失っていて、ロック様の時の万能感を得るため前作ラストで叩き壊した「ジュマンジ」を起動、1人で再びゲーム内に入ってしまうんですね。

それに気づいた4人もゲームの中に入ってスペンサーを救出しようとするも、たまたま家にいたスペンサーのお祖父ちゃんエディと、レストランの元共同経営者だったマイロも巻き込まれ――というストーリー。

ちなみにエディお祖父ちゃんは実写版「ダンボ」でサーカス団団長役だったダニー・デヴィート、マイロは「リーサル・ウェポン」でメルギブの相棒役だったダニー・グローヴァーがそれぞれ演じていますよ。

95年のオリジナル版では「ゲームが現実を侵食する」設定だったのに対し、07年は「ゲームの中に現実(プレイヤー)が入る」という設定に変わり、さらに本作ではそのゲームがバグっているという設定になったのです。

また、第1作はコメディーでありながらエグいシーンや怖さもあったけど、第2作以降はとにかくギャグ多めで笑いに振り切ったのがヒットの要因だった気がします。

今度の主人公はおじいちゃんズ!?

前述したように、前作の主人公は高校生4人組で、ゲームに詳しいオタクの主人公スペンサーがジュマンジ世界のガイド役でもあったんですね。

そして、4人で協力プレイをすることで絆を深めていくというのが物語の肝だったわけです。香川県の偉い人、聞いてますかー?)

しかし、本作で4人の関係性はすでに出来上がっているので、これ以上の発展性はない。

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ということで、本作ではスペンサーのエディお祖父ちゃんと、わだかまりのある元親友のマイロが実質的な主人公として「ジュマンジ」の中に巻き込まれるんですね。

そして、前作の4人はゲーム未経験の2人をサポートする役周りになることで、物語が進んでいくわけですね。

さらに、前作で叩き壊された「ジュマンジ」がバグったという設定にすることで、前作で割り振られたキャラをガラガラポンして、本作ではロック様の中身にエディお祖父ちゃん、ケヴィン・ハートの中身にマイロ、ジャック・ブラックは女子高生ベサニーからジョックスのアンソニーに変わってしまうのです。

では、スペンサーと真面目女子のマーサはゲーム内でどんなキャラに!?
というのが、見どころの1つでもあるんですね。

“新しさ”は感じられずキャスト任せに

そんな本作、もちろん観ている間はそれなりに楽しいんですが、内容的にはある意味で前作の繰り返しであり、本作ならではの“新しさ“は感じることが出来なかったし、逆に前作の面白かった設定が足かせとなって物語に無理矢理感が出てしまったように見えました。

その中に、お祖父ちゃんズを投入することで物語を引っ掻き回してはいるものの、演じているのはロック様でありケビン・ハートでありジャック・ブラックですからね。

要は、前作との違いを役者の演技力に頼る形になっちゃってるのです。

逆に前作では笑い&スリル要素として重要な仕掛けだった、3回死ぬとゲームオーバー設定を本作では結構持て余している感じで、理由も必然性もなく無駄にキャラクター(アバター)が死ぬシーンを無理やり突っ込むんだけど、劇中の仕掛けとしてはまったく機能していないとか、わりとご都合主義的な展開が見え隠れしちゃって、正直前作ほどは楽しめなかったかなーと。

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ただ、ゲームクリア後のマイロの気持ちは痛いほど分かるし、それに納得し応援するエディお祖父ちゃんの件は、個人的にグッとくるポイントでしたねー。

あと、ラストで第1作で登場したキャラクター(オリジナルキャストが続投)がエディお祖父ちゃんの知り合いだった事が分かるとか、本作自体が続編への布石になっている辺りは良かったんじゃないでしょうか。

興味のある方は是非!!

 

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