ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ジャッキー・チェン主演の中国・インド合作映画『カンフー・ヨガ』ですよー!
今や、アジアだけでなく世界を席巻するインド映画界とハリウッドスターでもあるジャッキーがついにコラボしたアクションコメディー作品です!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
ジャッキー・チェン主演のアクションアドベンチャー。ジャッキーふんする考古学者が、ある財宝をめぐって奇想天外な冒険を繰り広げる。メガホンを取るのは、『ポリス・ストーリー3』『ファイナル・プロジェクト』などでジャッキーと組んできたスタンリー・トン。『李小龍 マイブラザー』などのアーリフ・リー、『ダバング 大胆不敵』などのソーヌー・スード、『インファナル・アフェア』シリーズなどのエリック・ツァンらが共演する。(シネマトゥディより引用)
感想
飛ぶ鳥を落とす勢いのインド映画とジャッキーが手を組んだ!
かたや、ジャッキー・チェンは何度もハリウッド進出にチャレンジし、「ラッシュアワー」の大ヒットでついに全米に名を轟かせたアジアのトップスターであり、その後のアジア俳優のハリウッド進出に先鞭をつけた偉人の一人でもあります。
そんなジャッキーが「きっと、うまくいく」や「PK」などの作品がハリウッドでも注目を浴び、「バーフバリ」の大ヒットで世界を席巻したインド映画とまさかのコラボを果たした作品が本作『カンフー・ヨガ』です。
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中国(カンフー)+インド(ヨガ)で『カンフー・ヨガ』って安易すぎるやろー!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ というツッコミもなんのその。
60歳を超えて大御所になっても尚、先に進もうとするジャッキーの姿勢にはホント、頭が下がるばかりですよ。
インド風味の中国映画
とはいえ、ストーリーはといえば、考古学者のジャッキーとインドの王族が古代のお宝を奪い奪われっていう、いわゆる「アジアの鷹」系譜のいつものジャッキー映画で、そこにインド、中国、韓国の若手俳優を起用して若干のインド感を出している、中国産インド映画という感じ。
まぁ、ストーリーがゆるゆるでしっちゃかめっちゃかなのは今に始まった事ではないけど、それでも今まではジャッキーが激闘の末に悪者を倒すというカタルシスがあったんですよ。
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ところが本作は、さすがにジャッキーに全盛期の面影はなく、動きは重いし色々ごまかしてる部分もあり、しかもラストはジャッキー説教の末に取って付けたようなダンスでうやむやに終わるっていう。さすがに擁護しきれない出来栄えでしてね。
いや、それでも60を超えて、あれだけのアクションをこなすジャッキーはもちろん凄いし、アクションシーンも観客に飽きさせないよう色々工夫されてはいるんですけど、全盛期を知るファンとしては若干の寂しさもあったり。
画像出典元URL:http://eiga.com / コブラvs蛇拳
その分、 アーリフ・リーや レイ(EXO)など若手が体を張って頑張っているし、アイスランドやドバイ、インド、中国でのロケや、巨大なセットを作っての撮影などもあって、画面のルックはリッチ。
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ドバイでのカーアクションは道路やトンネルを封鎖して行われていて、「ワイルドスピード」感満載だし、アイスランドや中国、インドの実景は広大で美しいですしね。
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ただ、随所に入れ込まれているCGが、雑すぎて(´ε`;)ウーン…とはなりますがw
アジア映画を世界に?
ただ、この映画で大事なのは多分、ジャッキーがインド映画と手を組んだってところなんですよね。
前述したように、何度もチャレンジを繰り返し後輩たちにハリウッドへ続く道を作ったジャッキーが、その知名度を活かしてインド映画と手を組み世界にアジア映画を世界に売り込む。そのための第一歩として作られたのが本作だったんじゃないかと。
映画に膨大な予算を掛ける中国・インド映画ですが、世界に目を向けた作品はまだまだごく一部で、その多くは国内向けに作られているのが現状ですからね。
世界を知り、世界中に多くのファンを持つジャッキーは、今後、アジア映画が世界に進出するための布石として、まずは本作でインド映画界とのパイプを作ろうとしたのかも。
……なんて妄想はさておき個人的に、映画としてはアレだけど、ジャッキーが楽しそうだったので「まぁ、いいかー」って思った次第です。
興味のある方は是非!
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