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ナメてかかったら見事に騙された! 「アンノウン」(2011)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、映画「96時間」で超絶強いけど娘大好きCIAエージェントを演じて一躍アクションスターとして名を轟かせた名優、リーアム・ニーソン主演のサスペンスミステリー『アンノウン』ですよー!

この作品も観よう観ようと思ってるうちに忘れていた作品なんですが、よく出来た脚本に「そういうことかー!」と、すっかり騙されてしまいました。

ただ、この映画ネタバレすると台無しなので、すっごく感想が書きづらいですw
というわけで先に書いておくと、個人的に超面白かったです!

なので極力ネタバレしないように気をつけますが、もしこれから本作を観てみようかなという人は、先に映画を観てから、この感想を読んでくださいね。

いいですね? 注意しましたよ?

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あらすじと概要

『96時間』リーアム・ニーソンを主演に迎えた、ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する。監督は、『エスター』が高い評価を得たジャウマ・コレット=セラ。共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー、『マイケル・コリンズ』でリーアムと共演したエイダン・クインら国際色豊かな顔ぶれがそろう。

ストーリー:ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

ざっくりこんな物語

本作のストーリーをざっくり説明すると、

学会に出席するため植物学者のハリス教授と奥さんがベルリンに入国。

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しかし空港に荷物を忘れたことに気づいたハリス教授はタクシーを拾って空港にとんぼ返りするんですが、その途中で事故に巻き込まれ4日間の昏睡状態から目覚めた彼がホテルに戻ると、知らない男が自分の名を名乗り、奥さんもその男が旦那でハリスを知らない男だと言ったからさぁ大変。

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そこからハリス教授の自分探しの物語が始まるという物語です。

主演は名優リーアム・ニーソン

本作の主演リーアム・ニーソンと言えば、スティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」アカデミー主演男優賞にノミネートされた名優ですが、僕の中では「96時間」で娘を誘拐したテロリストを皆殺しにするCIAオヤジのイメージが強くて、なので本作も正直ナメてたんですよねーw

ところが、いざ観てみたら見事なミステリーサスペンスで、真相が明かされた瞬間「あーそういう事かー!」と、見事に騙されてしまいました。
もちろん作品事態の構成も上手いんですが、リーアム・ニーソンの緊迫感溢れる演技も、作品に大きく貢献していたと思います。

また入院先の看護婦の紹介で、ハリスに協力する旧東ドイツの秘密警察の老人ユルゲンを演じるブルーノ・ガンツの演技も素晴らしかったですねー!
隠居した老スパイという一癖も二癖もありそうなキャラを見事に演じていました。

ハリスと一緒に真相に近づいていき最後にひっくり返される快感

本作は中盤までハリス視点で描かれて行くので、見ているこっちもハリスと同じように混乱し、真相に近づいていきます。
なので、次第に明かされるヒントを見ながら「こういうことかな?」と推理しながら観ることが、後半まで物語の推進力になります。
そして、すべての謎が明かされた瞬間、足元からひっくり返されるわけですが、その時にそれまで不自然に感じていたハリスの行動や、ユルゲンの含みのあるセリフ全てに納得するんですよね。

これ、本作の中だけじゃなく「96時間」以降のリーアム・ニーソンのアクションスターのイメージも何気に「仕掛けの一つ」として機能してるような気がするんですよね。
もしかしたら、そこも踏まえてのリーアム・ニーソンの起用だったじゃ……というのは流石に考えすぎなのかなw

とまぁそんな感じで、アクションあり、サスペンスあり、ミステリーありと、とても良く出来たエンターテイメントでした。(´∀`)

 

ただ、ラストは多少モヤモヤするけど。

興味のある方は是非!!!

 

▼ジャウム・コレット=セラ監督作品▼

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