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中国ノワール感のあるエモい作品「リミット・オブ・アサシン」(2018)

inotiぷらすです。

今回ご紹介するのは、イーサン・ホーク主演のアクション映画『リミット・オブ・アサシン』ですよー!

この作品、僕はほとんど前情報もなく「お、イーサン・ホーク主演か」と思ってレンタルしてきたんですが、正直「何故こうなった」って感じの作品でしたねー。(´ε`;)ウーン…

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

『ビフォア』シリーズや『6才のボクが、大人になるまで。』などのイーサン・ホーク主演のアクション。組織に殺され復活した殺し屋が、壮絶なリベンジを仕掛ける。メガホンを取るのは、スタントとして数々の作品に携ってきたブライアン・スムルツ。『ブレードランナー』などのルトガー・ハウアー、『LOOPER/ルーパー』などのシュイ・チン、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズなどのリーアム・カニンガムらが共演する。(シネマトゥデイ より引用)

感想

ざっくりストーリー紹介

本作のストーリーをざっくり説明すると、妻子を失い、任務中に命を落とした暗殺者のトラヴィスは、組織の蘇生技術で命を吹き返す。
しかし、それはあくまで応急処置で24時間後には再び死ぬ事を知ったトラヴィスイーサン・ホーク)は、残り時間を大義のために使う事を決意する。
という物語。

「 命のタイムリミットが決まっている系」の物語で、殺し屋が主人公のアクション映画としては、我らがジェイソン・ステイサム初期の傑作「アドレナリン」1・2を思い出したりしましたが、一見悪ふざけのバカ映画のようで実はしっかりとタイムリミット設定を活かしてストーリーテリングしていた「アドレナリン」に比べると、本作はその辺がどうにも雑すぎて、正直ガッカリしてしまったんですよね。

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主人公のトラヴィスはある任務中、インターポールの中国系女刑事シュイ・チン(シュイ・チン)に撃たれて死亡。
しかし、情報を聞き出すため、数百人もの命を犠牲にして開発した組織が開発した技術によって蘇生させられるんですね。

しかし、それはあくまで一時的な処置に過ぎず、命のリミットは24時間。
必要な情報を聞き出されたあと、トラヴィスは再び殺されそうになるも辛くも脱出。残された時間を使って、組織への復讐のため自分を撃ったシュイ・チンを組織の手から守ろうと決めるのです。

まぁ、こうしてあらすじだけ書き出すと面白そうですが、タイムリミットのスリルやサスペンスは特に描かれないので「黄泉がえりやタイムリミット設定いらなくね?」って思っちゃうんですよ。実際、別になくても成立しますしね。

あと、トラヴィスの腕には、ご丁寧に残り時間が分かるデジタル時計的なものが皮膚の下に埋め込まれているわけですが、情報を聞きだしたらすぐに殺そうと思ってた男に、わざわざそんな手間のかかる真似をするかね? という疑問も。

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そんなん別に腕時計のタイマーで事足りるわけで、作り手の事情なのが素人目にも丸分かりなんですよね。

で、タイムリミットサスペンスがごっそりなくなった分、代わりに入れ込まれるのはトラヴィスが失った妻子を思い返してはクヨクヨする、エモーショナルな展開の数々。

なんだか全体的に中国ノワールっぽいストーリーてリングだなって思ったりしましたねー。

前半部分でのトラヴィスと義父の「魂」がどうこうっていうやり取りも、若干、東洋思想ぽいし。(しかも別に上手くもないっていう)

よかったところ

そんな本作ですが、アクションシーンはわりと良かったと思います。
スタントマン出身で、「X-MEN」シリーズなどの第2班監督を努めていたブライアン・スムルツの初監督作品ということもあり、アクション設計は力が入ってたし見ごたえがありました。あと、義父役のルトガー・ハウアーが敵をやっつけるシーンは、ブレードランナー直撃世代としてはちょっとアガりましたねーw

まぁ、クライマックスのジョン・ウー風味のガンアクションはには思わず笑ってしまいましたがw

ただまぁ、(中国の女優さんを使っているとかは関係なく)中国資本が入っていて、なので中国でのヒットを狙ったストーリー作りをしてるのかな? とか邪推してしまいましたねー。(´ε`;)ウーン…
あと、ラストシーンは続編を狙ってる感じでしたけど、どうですかねー?
ほかの人のレビューを読むと、評価は二分してるっぽいですが、個人的には続編があっても観ないかなーって思いました。

興味のある方は是非!

 

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