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多幸感溢れるアメリカンコメディー「ゾルタン★星人」(2000 *日本未公開)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2013年の映画「スティーブ・ジョブズ」で、ジョブズ役を務めたアシュトン・カッチャーとショーン・ウィリアム・スコットによるコメディー映画『ゾルタン★星人』ですよー!

この映画LINEで教えて貰ったんですが、まさに僕の求めていたコメディー映画でした!

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画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp

感想

僕が子供の頃はアメリカンコメディーの全盛期でして、タイトルは忘れたけど「スパイ?を暗殺しようと尾行するふたりの間抜けがひたすらヒドイ目にあう」映画とか、「ポリス・アカデミーシリーズ」とか「裸の銃を持つ男」などなど。

そういう「15分くらいのコントを90分繋げただけ」みたいなバカバカしいコメディー映画を浴びるように観て育っているわけですよ。

もっと遡ると幼少期から再放送で何度も何度も「トムとジェリー」を観ていて、いわばアメリカンコメディーに笑いの基礎を叩き込まれたと言っても過言ではないんですね。

そんな僕にしてみれば、近年のテーマやストーリー性を大切にしているコメディーは少し物足りないわけですよ。

「世界の衝撃映像○○連発!」みたいな番組でも後半の「感動のなんちゃら」みたいのはいらなくて、ボンクラなアメリカ人が木の上から子供用プールに飛び込もうとして枝が折れて落下とか、スケボーでカッコイイ技を決めようとして股間強打とか、そういうのだけ観ていたいわけです。

前置きが長くなりましたが、本作はまさにそんな僕が大好きな、ひたすらバカバカしいだけのコメディー映画なのです!

そうそう、こういうのが観たかったんだよ!

ハングオーバー」+「ビルとテッドの大冒険」?

本作のストーリーをざっくり書くと、パーティーでべろんべろんに酔って昨夜の記憶がないジェシーアシュトン・カッチャー)とチェスター(ショーン・ウィリアム・スコット)のバカ二人組。

朝食を食べようと冷蔵庫を開ければ、何故かぎっしりプリンが詰め込まれて(戸棚にも)いるけど思い出せない。

とりあえずプリンを食べていると双子の恋人ワンダとウィルマから電話が掛かってきます。
話によれば、どうやら前夜に彼女たちの家で思いっきり はしゃいだらしいけど、もちろん覚えていない。
しかも、双子に渡すプレゼントを忘れていることを指摘された2人は焦ります。
約束を守った暁には双子から『おスペ』が貰えるけど、約束を破ったら別れると宣言された二人。
「きっと、車の中にプレゼントを置いているハズ」と慌てて表に出てみれば、何故か車がどこにもないんですねー。

で、車を探しに街をウロウロしていると、
一番のマドンナのおっぱいを揉んだ(らしい)こと。
バイト先のピザを大量に失敬した(らしい)こと。
ストリップバーで大はしゃぎした(らしい)こと。
ニューハーフから預かった大金を預かったままトンズラした(らしい)こと。
などが、次第に分かっていくという「ハングオーバー」的展開。

そして車だけでなく、ニューハーフの大金も返さなければならなくなった二人がさらに街をうろついていると、宇宙人オタクの集団、謎の巨乳集団、マッチョな(自称)宇宙人から『ある装置』を渡すよう執拗に求められ……。という物語。

その合間にも、ヒッチハイクをしようとすれば車に轢かれるし、警察には捕まるし、助けを求めたヒッピーの飼っている大麻中毒の犬には噛み付かれそうになるし、ダチョウに取り囲まれて攻撃されるし、謎の家に監禁されるしと、割と散々なんですが基本二人はバカなので気にしません。

どころか、ニューハーフからパクったお金で仕立てた(らしい)赤と青のジャージを着て、途中でレンタルした(らしい)スポーツカーを乗り回したりとずっとゴキゲンなんですね。

ほかの登場人物も概ねバカばかりなので、色々あってもまったく深刻な感じがせず、安心して笑ってられるというこの多幸感!

さらに、ストリップバーでは女の子たちがTシャツに水をかけておっぱい透けさせるショーとか、巨大化したおねえちゃんのパンツが見えてヒャッハー! とか、クライマックスでは超どうでもいい伏線が回収されたりとか。もう、観ているだけで知能指数がガンガン下がっていく感じがたまらなく楽しいんですよねー。

ふたりのバカな若者が冒険すると言えば、若かりし頃のキアヌ・リーブスが主演している「ビルとテッドの大冒険」がありますけど、本作も影響を受けているのかもしれませんね。(「ビルとテッド~」を観れてないので分かりませんが)

タイトル問題

ちなみにそんな本作の原題は「Dude, Where's My Car?」で、「僕の車はどこ?」みたいな意味だそうです。
アメリカでは酔って記憶をなくした人の、定番のセリフらしいんですね。

ただ、そのままのタイトルだと日本では伝わりにくいので「ゾルタン★星人」になったんだと思うんです。そして、この邦題は個人的にかなり秀逸だなーと。

ゾルタン星人という名前に引きがあるし、真ん中に★を入れるだけで何かふざけてる感も出てますしねw

まぁ、観たところで何の得もないコメディー映画ですけど、個人的には超面白かったし80年代コメディーのハチャメチャさや懐かしさも感じる映画でしたよー。

興味のある方は是非!!

 

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