ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画『スカイスクレイパー』ですよー!
今や、ジェイソン・ステイサムとともに、ハリウッドアクション映画界の二大巨頭となったロック様の新作は「タワーリング・インフェルノ」x「ダイ・ハード」でしたねー!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『カリフォルニア・ダウン』などのドウェイン・ジョンソン主演のアクション。超高層ビルから家族を助け出そうとする男の姿が描かれる。監督は『セントラル・インテリジェンス』でドウェインと組んだローソン・マーシャル・サーバー。『スクリーム』シリーズなどのネーヴ・キャンベル、『13時間 ベンガジの秘密の兵士』のパブロ・シュレイバーらが共演。ドウェインが体を張ったアクションを見せる。(シネマトゥデイより引用)
感想
ざっくりストーリー紹介
元海兵隊員のロック様は、ある任務中の事故で片足を亡くし義足での生活に。
現在は元同僚の紹介で家族とともに香港に移り住み、高さ約1,000メートルを誇る250階建ての超高層ビル、ザ・パールのセキュリティーを担当していた。
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そんなある日、ロック様は罠にハメられセキュリティー管理用のタブレットを奪われ、潜入したテロ組織がザ・パールに放火。火の海と化した超高層ビルには、彼の妻と二人の子供が取り残されていた。
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ロック様、家族を救うため、燃え盛るザ・パールに飛び込んでいく。
というストーリー。
火事で炎に包まれる超高層ビルの消火と脱出という70年代の名作パニック映画「タワーリング・インフェルノ」と、テロ組織を相手に孤軍奮闘するというブルース・ウィリス主演の「ダイ・ハード」という二つの大ヒット作品を何の臆面もなく合体させ、さらに香港が舞台ということで「燃えよドラゴン」要素まで付け加えるあたり、さすがはレジェンダリー作品だなーと思いましたねーw
しかも主演は今や、ジェイソン・ステイサムと共にハリウッドアクション映画を引っ張るロック様ことドウェイン・ジョンソンという鉄壁の布陣ですよ!
今回のロック様は一味違う
ドウェイン・ジョンソンと言えば、レスキュー隊員の仕事そっちのけでヘリに乗って家族を救いに行き、12mのゴリラとタッグを組んで怪獣化したワニと狼をやっつけ、氷上で潜水艦と対決し、テレビゲームの中でサバイブする。まさにマッチョなアメリカンヒーローを体現する男。
ぶっちゃけ強さのイメージがインフレし過ぎて、彼がどんなピンチに陥っても「まぁ、ロック様だし」と観客も安心して観てしまうんですよね。
でも、本作のロック様はこれまでの役とは一味違って、ずっと必死でジタバタとカッコよくない“お父さん”なんですよ。
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いや、やってることはいつものロック様なんですけど、本作では義足というガジェットと、(クライマックスまで)銃器を使用せずに、“そこにある物”とアイデアでピンチを凌ぐという制約をつけることで、(いつものロック様が100%だとしたら)70%くらいにデチューンしてるんですね。
それによって、やってることはいつも通りのロック様だけど、ギリギリ感や必死感が伝わってくるし、ロック様だけじゃなく家族で協力して難局を乗り切るという作劇も相まって観ているコッチも応援したくなる作りになっているのです。
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義足
本作のロック様は、過去の事件で片足が義足になっている設定。
それは、作中ロック様の(動きの)ハンデにもなるんですが、一方で義足を“道具”として使うことでピンチを切り抜けたり、義足ならではのサスペンス描写を生んだり。
単純に義足をハンデとしてだけではなく、時にはロック様を助ける相棒的役割としても描かれています。
ちなみに特典映像を見ると、パラリンピックの選手がアドバイザーとして義足をつけての動き(歩き方や走り方のフォームなど)を指導していて、それが絵的な説得力に繋がっているんですね。
やってる事はトンデモアクション映画ですが、専門家にアドバイスを乞うて一定のリアリティーと説得力を担保する姿勢は好感が持てました。
キャスト
テロリストの標的となった世界一の高層ビル「ザ・パール」のオーナー、ジャオを演じるのはシンガポールの俳優チン・ハン。
この人、良くも悪くも“何かを企んでる顔”で、なので最初はテロリスト側と通じてるんだと思いながら観てたんですよね。
最初のビル施設紹介のシーンで、「燃えよドラゴン」のクライマックス、鏡の間を想起させるハイテクルームが登場するので、「ははーん、さてはこの男がラスボスで、ロック様とこの部屋で最終決戦をするんだな」って。
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それにしても、どこかで見たことあるなーって思ったら、この人「ダークナイト」の作中、香港でバットマンに捕まるラウ役も演じてたんですね。
中国資本のレジェンダリー制作ということで他にも中国系の俳優が多数出演。
それ以外の俳優も含め、ぶっちゃけロック様以外あまり有名な俳優が出てないので、(多分、制作側は意図してないと思いますが)結果的に先入観がない分、作劇上の意図がダイレクトに伝わるというプラス面もあったり。
とはいえ、作劇としても映画としても大味で、それが結果としてプラスに働いている部分はあるけど、全体的にはポップコーンムービーの域は出ていないと思いました。
それはつまり、少なくとも観ている間は楽しいアトラクション映画ってことでもあって、そういう意味で本作は正しいと思うし、僕は面白かったですよー。
興味のある方は是非!!
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