ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ハイロー劇場版4作目『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』ですよー!
またかよって思われるかもですが、またです。
九龍グループvsSWORDメンバーの最終決戦を描いた本作。
果たして勝つのは九龍か、SWORDか。
多分、興味ない人が大多数とは思いますが、気にせずこの熱い思いを書き散らしていきますよー!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
EXILE TRIBE を中心にテレビドラマ、配信、映画などさまざまな展開を見せるプロジェクト「HiGH&LOW」の映画シリーズ。九龍グループの力によって壊滅の危機にさらされたSWORDのメンバーや雨宮兄弟らが、九龍グループとの最後の闘いに挑むさまを活写する。AKIRAやTAKAHIRO、窪田正孝、林遣都、津川雅彦、岸谷五朗、YOU、小泉今日子、飯島直子らが集結。前作に続いて久保茂昭と中茎強がメガホンを取る。(シネマトゥディより引用)
感想
~THEMOVIE三部作、一応の完結編
というわけで、前作でついに九龍グループとSWORDメンバーの全面戦争に発展した本シリーズ。
実はこの作品、前作で終わりの予定が尺が伸びて入りきらなかったので、二部作に分けたらしいんですね。
なので、1作目や前作のような、度肝を抜かれるアクションは少なめで、広げた風呂敷を畳むためドラマパートがメインになっていて、なので物語としてはわかりやすいんだけど、“ハイローシリーズ”としては正直物足りなさが残ってしまう結末に。
っていうか、前作の感想でも書いたようにハイローって各キャラクターやアクションのカッコよさを観せる映画で、ドラマはその為のブリッジ(繋ぎ)に過ぎないのに、そっちが多くなって、肝心のSWORDメンバーの見せ場が減ってしまうのは、ハイローの魅力が減ってしまうのとイコールだと思うんですよね。
しかも肝心の物語の方は、相変わらずアレですしね。(´ε`;)ウーン…
ざっくりストーリー紹介
前作ラストで、ついに九龍グループとの全面戦争に発展したSWORDメンバー。
しかし、九龍グループの攻撃は凄まじく、SWORDはその大きな暴力の前に次々と倒れていく。
そんなメンバーを守るため、山王連合会リーダーのコブラは、九龍グループの一角「克也会」会長に単身殴り込みをかけるも、逆に捕らえられ拷問にかけられてしまう。
一方、前作ラストで九龍に狙撃された琥珀さん、九十九、雨宮兄弟は、西郷刑事から今回のカジノ計画の裏にある、政府の巨大な陰謀を聞かされ、その証拠を集めるミッションに挑む。
その道すがら九龍暗殺部隊に生コンを飲まされたコブラをサクッと救出した琥珀&九十九は、そのままSWORDメンバーと合流。
無名街の地下に隠された証拠資料&証人&被害者を探し、政府と九龍の陰謀を白日の元に晒し、今度こそ九龍グループを壊滅&カジノ計画撲滅というミッションに挑む。しかし、世界各国のメディアを集めて行われる、再開発のための「無名街爆破セレモニー」までの時間はわずか。
画像出典元URL:http://eiga.com / RUDE BOYSリーダーのスモーキー
果たしてSWORDメンバーは“最後のミッション”を達成することが出来るのか!?というストーリー。
相変わらずツッコミどころしかないストーリー
ちなみに、その新事実っていうのは、政府が支援していた製薬会社の新薬にヤバい副作用があって、しかも毒性の強い工業廃棄物が湖に流れだしたので湖を埋め立てたのが、現在の「無名街(RUDE BOYSの縄張り)」でした。っていうね。
でもね、最後の最後に新事実とか出されても…っていうのが正直なところではあるんですよね。
しかも、その証拠となる極秘資料は無名街にある工場跡地の地下に置きっぱなしっていう。それくらいは事前に押収しておこうよ。政府の脇が甘すぎるよ!
さらにRUDE BOYSリーダーのスモーキーの病気はこの公害が原因だったとかね。(もしかしたらドラマ版でその辺は触れてたのかな?)
っていうか、だったら前作の九龍グループと政府の繋がりを記録したUSB云々の件はまるごといらないよねっていう。
それを省いたら、前作に収まったんじゃないかって思ったりしました。
あと、例えばコブラが単身殴り込みをかけてとっ捕まるシーンも、画的には超カッコイイんですが、その前のシーンでコブラは「俺たちの街に誘い込めば勝てる」みたいな事を言ってて、実際作戦は成功してるんですよね。
それが何でイキナリ単身乗り込んだのかっていう描写がないから、んん??ってなるし、拷問を受けて危機一髪っていうシーンでも、特に琥珀さんがコブラを探す手がかりを見つける描写もなく、サクッと乗り込んで助けちゃうので、盛り上がりに欠けるとか。(あと、生コン飲んでるのにコブラは平気だったり)
で、その際たるシーンが、無名街爆破セレモニーで、無名街に乗り込んだ山王連合会のメンバーが、爆弾の“受信機”(離れた会場から起爆スイッチを押すシステムらしい)を見つけて、数本のコードのどれを切るか切らないかみたいな、100万回見た件があるんですけど、いや、まって? 別に時限爆弾じゃないし、ただの受信機なんだからコード全部切っちゃえば良くね? っていう。
画像出典元URL:http://eiga.com / 邦画とは思えない大迫力の爆破シーン
100歩譲って、間違ったコードを切ったら爆弾が爆発するという設定だとして、セレモニー会場でスイッチが押され、1回目の爆発(なぜか2回に分けられてる)が起きたとき、彼らはまだ線を切ってないんですよね。
切れや!!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ
とまぁ、必要な描写はないけどいらん描写はたっぷりあるでお馴染みのハイローらしいっちゃらしい展開。
それでも、これまではそういうストーリーの粗を補って余りある日本離れしたスケールのアクションがてんこ盛りだったから良かったんですが、本作は風呂敷を畳むためにアクションを減らしたことで、このストーリー上の粗が悪目立ちする形になっちゃったんですよねー。
結局、九龍とSWORDの戦いも有耶無耶でしたしね。
良かったところ
とはいえ、今回少なめとはいえ画面やアクションシーンは、相変わらずカッコイイんですよね。
今や邦画ではほぼ観られないカーチェイスも凄いし、前作のクライマックスでは廃駅で行われた広い空間での大乱闘に対し、本作は狭いビルの中での高低差を利用したアクションをメインに構築してるのも良かったです。
あと、本作の白眉はクライマックスでの達磨一家リーダー日向の登場シーン。
画像出典元URL:http://eiga.com / 達磨一家リーダーの日向は車のボンネットが定位置
毎回なぜか座席じゃなくオープンカーのボンネットに乗っかって登場する彼ですが、なんと本作では片輪走行してる車のボンネットに乗って登場ですよ!
もはやカッコイイを通り越して大爆笑してしまいましたねーw
画像出典元URL:http://eiga.com / 九龍の殺し屋源治は、ターミネーターと松田優作を足して2で割ったようなカッコよさ。
前作から登場した、ターミネーターと「ブラックレイン」の松田優作を足して2で割ったような殺し屋の源治vs雨宮兄弟のアクションも良かったし、無名街に乗り込んだ笹野高史演じるヤクザが、カメラに向いて「シー」ってやると、BGMがストップする謎演出もちょっと面白かったです。
まぁ、これだけの登場人物にそれぞれ見せ場を作って一本の映画にするのは、なんだかんだ言っても凄いとは思うし、ハイロー劇場版はまだ続くので、この超絶アクションがまだ観られると思うと、ワクワクしますねー。
興味のある方は是非!!
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼