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「怪盗グルーの月泥棒」(2010) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ユニバーサルピクチャーズが2010年に公開した3Dアニメ『怪盗グルーの月泥棒』ですよー!

ヘンテコ生物ミニオンズの映画を観ようと思ったんですが、その前に第一作である本作から観たほうがいいんだろうと思って、レンタルしてきましたー。

 

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画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp

あらすじと概要

2010年に公開された、ユニバーサルピクチャーズ制作の3Dアニメ映画。

郊外に住む怪盗グルー(スティーヴ・カレル/笑福亭鶴瓶)は、マッドサイエンティストのネファリオ博士(ラッセル・ブランド/伊井 篤史)や、ヘンテコ生物ミニオンズと共にあらゆる兵器を使って盗みや嫌がらせをすることが大好きな卑劣漢。

そんな世界一の悪党を目指す彼の夢は、月を盗むこと。
長年の夢を叶えるため、彼は何でも縮ませてしまう『縮ませ銃』を盗み出すものの、新進気鋭の怪盗でライバルのベクタージェイソン・シーゲル/山寺宏一)に、横取りされてしまう。

なんとか『縮ませ銃』を取り戻そうとするも、ベクターの基地はハイテク装置で完全防備されていて侵入は不可能。
そんな時、クッキーを売りに来た養護施設の三姉妹がベクターの家に入っていくのを見たグルーは、三姉妹を引き取って『縮ませ銃』奪還作戦に利用しようと思いつく。

 

感想

今や日本でもすっかり有名になったミニオンズ。
よく、映画のブルーレイをレンタルすると最初の方で登場するので、何となく気になっていました。
で、昨年彼らを主役にした映画「ミニオンズ」が公開され、観ようかなと思いながらタイミングが合わなくて、昨日、そういえばもうレンタルされてたなーと思ったんですが、いきなり「ミニオンズ」から観ても内容が分からないかもと思い、今回彼らが登場する最初の映画である本作をレンタルして観たんですが……、
この映画すごく面白かったです!

男の子心をくすぐるギミックや秘密武器が満載で萌える!

本作の原題は『Despicable Me』
直訳すると「卑劣な私」となります。

郊外の住宅街に基地を構える怪盗グルーはタイトルの通り。
アイスを落として泣く子供にバルーンアートの犬を作って喜ばせたと思ったら針で破裂させる。
食事を買いに言った店で行列が出来ていれば、並ぶ客たちを『冷凍銃』で凍らせる。
隣人の犬がうるさいと隣人を脅すなどなど、嫌がらせが大好きな卑劣漢なんですね。

そんな彼は自宅兼基地で、マッドサイエンティストで彼の武器制作を担当するネファリオ博士と、謎のヘンテコ生物で彼の部下であるミニオンズと共に暮らしてるわけです。

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って、こんなにいっぱいいたのかよミニオンズ!

僕はてっきり、ミニオンズって4人(4匹?)しかいないって思ってたんですが、ものすごくいっぱいいてビックリしましたw

まぁ、それは良いとして。

で、このグルーというのは悪党としては結構なベテランで、年齢的にも多分僕と同じくらいの中年なんですね。
なので、彼の車? や武器、ロケットなど、ビス留めのレトロチックなデザインが尽く僕のツボにハマるんですよねー。

彼の住む屋敷から地下の基地に行く時のギミックも、無駄な動きが多くて超カッコイイし、彼が後に一緒に住むことになる三姉妹のベッドなんか爆弾を改造した三段ベッド(しかもレバーで昇降させる)だったりして、一昔前の男の子心を一々くすぐってくるんですよね!

なんていうか、まさに男子憧れの秘密基地って感じ。

対して、ライバルのベクターの方は、タッチパネルで操作する最新式の基地で任天堂のWiiとかやっていて、中年男子としては、それだけでちょっといけ好かない感じなんですよねww

三姉妹に萌える?

そんな二人の怪盗はライバル関係で、グルーが盗み出した『縮ませ銃』をベクターに横取りされてしまい、グルーはそれを取り戻そうとベクターの基地に乗り込むも、鉄壁の防御で侵入することも出来ません。
そんな時、養護施設に暮らす三人姉妹がクッキーを売りにきて、ベクターの基地に入るのをグルーは目撃するんですね。

そこで、彼はこの三姉妹を利用して『縮ませ銃』を取り戻すために、彼女たちの里親となって養護施設から引き取るわけです。

ところが、この三姉妹が言うことは聞かないし生意気だしで、グルーもタジタジになっちゃうっていう。

本作では、そのへんの子供(特に女の子)の描写が見事だなーと思いました。
ふくれたり、意地を張ったり、屁理屈言ったり、そうかと思うと甘えたりおねだりしてきたり。

なんていうか、すごくリアルな感じがしました。そうそう、子供ってこうだよねーっていう。

ただ、最初は生意気で可愛くないなーって思いながら観ているんですが、グルーと彼女たちの間に信頼関係が出来てからは、どんどん可愛く見えてくるんですね。
その辺の流れも上手いなーと。

結局、観終わる頃には、グルーとミニオンズ、三姉妹の大ファンになっちゃって、

こいつらをもっと観ていたい! 

って気持ちにさせられちゃうんです。

ミニオンズに萌える

本作で重要な役割を担っているのが、何といってもヘンテコ生物のミニオンズ。
テコテコ早足で動いたり、三姉妹と一緒にイタズラしたり、物凄く下らないことでケラケラ笑ったり、ケンカしたり。
とにかく、一挙手一投足が全部カワイイていうか、見てるだけで何か和むんですよ。
どこかゼンマイ式のオモチャっぽい動きなんですよねw

そんな彼らがいるから、冒頭のグルーの意地悪さや、三姉妹の生意気さのイヤンなところも中和してくれるし、中盤のダレ場でも退屈しないわけです。
更に、彼らは三姉妹とグルーを繋ぐキャラクターでもあるという名バイプレイヤーっぷり。

物語自体は、嫌われ者の男が子供達とのふれあいの中で変わっていくという王道の物語で、ぶっちゃけ言えば今まで何度も観たようなベタなストーリーなんですが、そこにミニオンズたちが入っていることが、いい感じにフックになってるんだなって思いました。

そんなわけで、すっかりファンになった僕は続編「怪盗グルーのミニオン危機一発」を観ること決定ですよ!

興味のある方は是非!!