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もうお前ら結婚しろ!w「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2011)

ぷらすです。

観てきましたよ!

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

トム・ハーディ演じる記者のエディと、彼に寄生したシンビオート・ヴェノムのイチャイチャが楽しいと人気を博した「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)シリーズ第2弾です!

まだ公開したばかりの作品ですが、ポストクレジットでは衝撃の展開もあり、なので前半は出来るだけネタバレに気を付けて、後半ではこのポストクレジットについてネタバレありで書きたいと思うので、ネタバレは絶対嫌という人という人は先に映画を観てから、この感想を読んで下さいね。

いいですね? 注意しましたよ?

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画像出展元URL:http://eiga.com

概要

マーベルコミックに登場するキャラクター、ヴェノムを主人公にした『ヴェノム』の続編。原作では凶悪なヴィランとして描かれているカーネイジが覚醒したことにより、世界が闇に包まれていく様子を映し出す。監督と脚本を手掛けるのは『ブレス しあわせの呼吸』などのアンディ・サーキストム・ハーディが主人公を続投し、カーネイジを『スリー・ビルボード』などのウディ・ハレルソン、女性ヴィランを『007』シリーズなどのナオミ・ハリスが演じている。(シネマトゥデイより引用)

 

感想

“We(俺たち)“が帰ってきた!

「ヴェノム」は、原作ではスパイダーマンヴィランとして登場するも、あまりの人気から独立し、ダークヒーローになったキャラクター。
サムライミ版「スパイダーマン3」でも登場していて、その正体は寄生型宇宙生物(シンビオート)なんですね。

前作で、ライフ財団の非人道的人体実験を暴こうと、研究所に侵入した記者エディ・ブロックトム・ハーディ)は、そこで被験者となっていた友人マリアに襲われ、ヴェノムに寄生されたことで「We(俺たち)」となり、ドレイクに寄生したシンビオート・ライオットとの死闘の末、何とか倒すことに成功。

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エディは「悪人以外を捕食しない」ことを条件に、ヴェノムとの“共生“を認めるというストーリーでした。(ヴェノムの主食は人間の脳みそ)

ただ、原作に比べヴェノムのキャラクターがかなりマイルドになっていたこともあって、評論家や原作ファンからの評価は芳しくなかったものの、逆に二人の関係性やヴェノムの”可愛らしさ“がライト層の一般客(特に女性)にウケて、Twitterでは「ヴェノム可愛い!」というツイートを山ほど見かけましたよ。

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そしてコロナによる公開延期もあり、さらに全米での10月1日公開から約2か月遅れの公開となった本作は、そんなヴェノムの可愛さ、宿主エディとのイチャイチャ、そして本作の敵「カーネイジ」とのシンビオート対決と、前作で評判の良かったポイントにギュッと焦点を絞って作られているんですね。

ヴェノムやシンビオートの説明に時間を使わざるを得なかった分を差し引いても、構成やストーリーにもたつきを感じた前作に比べ、本作は上記の3点にポイントが絞り、前作から更にエディとヴェノムの関係性を進めたことで、観客はノーストレスで「We(俺たち)」の、(ある意味で)BL的バディ関係を存分に楽しむことが出来たのです。(いや、ヴェノムに性別があるかは分からないけどw)

あと、近年ジャンル映画が大作化して次々2時間30分越えの作品が公開される中、本作をほぼ1時間30分という長さにまとめたのはかなり好感が持てましたねー。

今回の敵は原作の大人気ヴィラン

そんな本作の敵は、原作でもヴェノム最大の敵であり単独シリーズまで描かれるほど人気ヴィラン「カーネイジ(大虐殺)」

前作の敵ライオットはヴェノムと同じシンビオートのエリートでしたが、今回のカーネイジは殺人鬼クレタス・キャサディウディ・ハレルソン)がエディの指に噛みついた際に彼の血液を飲み込んだことでシンビオートに“感染”するので、カーネージはいわば、ヴェノムから分裂した子供みたいなものなんですね。

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キャサディは前作のポストクレジットで登場した、色々あった末に記者として復帰したエディが最初に取材した死刑囚。
何故かエディに興味を持ち自ら独占取材を依頼するわけですが、それは彼の殺人鬼としての嗅覚がエディの中のいる「捕食者」ヴェノムの匂いを感じ取ったということっぽい。

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さらに本作では、(ハッキリとは描かれないけれど)エディとキャサディの過去がある程度シンクロしていることを匂わせていて、なのでエディとキャサディは鏡合わせの関係でもあるんですね。

もうお前ら結婚しろ!w

とはいえ、本作のメインとなるのはあくまでエディとヴェノムのホモソーシャルを超えたBL的バディ関係。

前作では二人の出会いから付き合う(共生する)までが描かれたわけですが、本作では同棲を始めた二人がある事情からケンカ別れして、仲直りするまでが描かれています。

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元カノのアンミシェル・ウィリアムズ)に失恋したエディを、ヴェノムが優しく慰めたり、エディを元気づけるために朝飯を作ってあげたり、ケンカ別れした二人を、アンや二人の行きつけのコンビニ店主チェンさん(ペギー・ルー)が仲直りさせようとしたり、家出したヴェノムがコスプレパーティーのステージでエディの文句を言いまくったり。

これもう、ただの恋愛映画ですやんw

もう、お前ら結婚しろ!wっていう。

残念ポイント

ただ、前作以上にエディとヴェノムの関係性を深掘りして魅力的に描いた分、本作のヴィラン、カーネイジの扱いが弱くなってしまった感は否めないんですよね。

本来原作のカーネイジはマーベルのヴィランの中でもかなりのビックネームだし、個人的にはこれからもヴェノムのライバルとして活躍すると思ってたんですけどね。

まぁ、その辺は今後の展開との兼ね合いがあったのかもしれませんけども。

というわけで、ここからは衝撃のポストクレジットについてネタバレしますので、まだ映画を観てない人は、ここで回れ右ですよ!

ポストクレジットについて

 

 

 

いやー、まさかまさかの展開でしたよね。

ヴェノムがエディにシンビオートの歴史(だっけ?)を見せようとした瞬間、二人のいる場所が変わる。っていうか別次元に飛ばされるという衝撃の展開に、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の予告やMCUドラマを見た人はかなりビックリしたんじゃないでしょうか。

そしてテレビではスパイダーマンの正体がトムホ版ピーターだというニュースがテレビから流れている。

つまりMCUソニー、それぞれのバース(次元)が繋がったということなんですよね。
これはもう、さらに来年1月公開の「スパイダーマン:~」が見逃せなくなりましたよー!

 

興味のある方は是非!!

 

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