ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ガル・ガドット、 ジョン・ハム、ザック・ガリフィアナキス、アイラ・フィッシャーが共演するアクションコメディー映画『Mr.&Mrs. スパイ』ですよー!
観よう観ようと思っていながら、ほかの新作を観てるうちにうっかり忘れてたんですが、先日TSUTAYAで見つけて「あ、まだ観てないじゃん!」とレンタルしてきましたよ。
で、観た感想を一言で言うなら良い意味で「腹八分目」な作品でしたねー。
画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp
あらすじ
夫はIBMの人事職員、妻は内装業を始めたばかりという、平凡なギャフニー夫妻の隣の家に、美男美女のジョーンズ夫妻が引っ越してくる。何から何まで完璧なジョーンズ夫妻を怪しむギャフニー夫妻だったが予感は的中。実はジョーンズ夫妻はスパイだったのだ。しかもジョーンズ夫妻の周辺を嗅ぎまわっていたことで、ギャフニー夫妻は国際的なスパイ活動に巻き込まれてしまう。
感想
何気に豪華メンバー
本作のメインとなるのは、正反対な二組の夫婦。
世界的なコンピューター会社「IBM」の人事課に務める夫ジェフ(ザック・ガリフィアナキス)と、最近家の内装デザイナーを始めた妻カレン(アイラ・フィッシャー)は、“袋小路”になっている住宅街に住む、極々普通の夫婦です。
2人の子供を持ち、ご近所付き合いも良好ですが、ある日、売り物件だったお隣の家に紀行ライターのティム・ジョーンズ(ジョン・ハム)と、料理ブロガーのナタリー(ガル・ガドット)夫婦が入居してくるんですね。
夫婦ともに高身長の美男美女の二人はあっという間にご近所でも評判の的に。
近所の住人が集まって行われるお祭り(というか大規模なホームパーティー?)でも、二人はちょっと浮いてるんですが、とはいえ驕ったところもなく感じの良い夫婦なのです。
しかし、ティムはジェフが話していないIBM社員の名前を知っていたり、ナタリーはダーツが異常に上手かったり、怪しげな男と密会していたり。
完璧な容姿も手伝って、どうも胡散臭いと怪しむカレンと、二人を完全に信じ込んでいるお人好しのジェフ。
そんなある日、引越しの挨拶で貰った吹きガラスのオブジェを割ってしまったカレンは中から盗聴器を発見し……。というストーリー。
ジェフを演じるのは「ハングオーバー」で髭面のアラン・ガーナーを演じたザック・ガリフィアナキス。
その妻カレンを演じるのは、「華麗なるギャツビー」でマートルを演じたアイラ・フィッシャー。
ティム役には「ベイビー・ドライバー」にも出演していた ジョン・ハム。
そして、妻のナタリー役は「ワンダーウーマン」で一躍有名になったガル・ガドット姐さんという、何気に豪華なメンバー。
ガル姐さんは、この作品がコメディー初出演。ワンダーウーマンでは優しくて強い母性的な役柄の姐さんですが、本作ではドSなスーパースパイ役!
……うん、これはこれで…(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ(でもガスバーナーで股間を焼かれるのは勘弁w)
っていうか、姐さんのプロポーションはやっぱり凄くて、共演のアイラ・フィッシャーの背がそれほど高くないのもあるけど、なんかもう違う星の人みたいでしたねーw
そんな姐さんなので、銃の撃ち方も様になっていて車のサンルーフからマシンガンを撃つアクションシーンも超カッコイイのです。(元イスラエル軍人だし)
平凡な夫婦とスーパースパイの友情の物語
本作はごく平凡で善良な夫婦と、世界を股にかけて任務をこなすスーパースパイの夫婦。普通なら絶対に交わることのない二組の夫婦が出会い、なんやかんやあって友情を育むという物語で、そんなアホなっていう設定を可能にしているのが、巨大企業「IBM」の秘密と、人事課というジェフの職業です。
「IBM」のある秘密を探るため、ティムとナタリーはギャフニー夫妻と接触するんですが、企業の機密とは無関係で、社員のコミュニケーションを円滑に進めるのが仕事の人事課で働く、超のつくお人好しなジェフは、知らず知らずのうちに「ある事件」に巻き込まれているのです。
そしてジェフとティムは、物語が進むうちにお互いに足りない部分を認め合い、カレンとナタリーも、最初は反目し合っているものの、次第に女の友情が芽生えていくんですね。
良くあるといえば良くある物語で、特に目新しさはないんですが、そんなストーリーを盛り上げていくのがザック・ガリフィアナキスとアイラ・フィッシャーの掛け合いやドタバタシーン。
特にザック・ガリフィアナキスは、愛すべきボンクラを演じさせたら本当に上手いんですよね。
腹八分目の面白さ
106分という時間(先日紹介した「ダンケルク」と同じ時間!)の中に、笑い、アクション、そしてほんのり感動も入った本作。
観終わったあとに何かを考えさせられたり…なんてことは一切なく、超面白くもないけど、つまらなくもなくて、少なくとも観ている時間は楽しめるっていう、全てにおいて腹八分目くらいの丁度いいアクションコメディー映画でしたw
アメリカンコメディーっていうと、やたらギャグが下品だったり、言葉遊びや引用が多くて日本人には分かりにくいものもありますが、本作はそんな事もなく、ファミリーで楽しく見られる作品になってましたしね。
この作品を目当てに観るっていうより、ちょっと重めの作品を観たあとの口直し的な感じで観るのがいいんじゃないかなって思いましたよ。
興味のある方は是非!
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