ぷらすです。
今回ご紹介するのは、世界最大のプロレス団体WWEに所属していた女子レスラー・ペイジのサクセスストーリーと家族との絆を描いた『ファイティング・ファミリー』ですよー!
映画の噂を聞いた時からずっと観たかった映画ですが、今回やっと観ることができました。もうね、最☆高でしたよ!!(*゚∀゚)=3
画像出展元URL:http://eiga.com
概要
女性プロレスラーのペイジことサラヤ・ジェイド・ベヴィスと家族を題材にしたドラマ。レスリングが好きな18歳のサラヤが、夢であるWWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)の試合に出ようと奮闘する。監督はドラマシリーズ「ジ・オフィス」などに携ってきたスティーヴン・マーチャント。主人公をドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」などのフローレンス・ピューが演じ、レナ・ヘディ、ニック・フロストのほか、本作のプロデューサーであるドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンが本人役で出演している。(シネマトゥディより引用)
感想
WWEとは
WWE(元WWF)は今やアメリカのみならず世界最大のプロレス団体で、世界中に多くのファンを持つプロレス界のメジャーリーク的存在です。
所属するトップレスラーは“スーパースター”と呼ばれ、電飾や花火や音楽で彩られるど派手な演出と毎週3本のテレビ放送と月々のPPV放送、その総決算として年に一度生放送される「レッスルマニア」に向けて、レスラー同士のストーリーが組み立てられるので、一度ハマったファンは中々抜けられないんですよね。
かくゆう僕も過去にWWE沼にハマっていた1人ですw
画像出展元URL:http://eiga.com / セットは全部本物
で、このWWEが凄いのは、興行だけでなくテレビ放送・レスラーたちの入場テーマなどなど全部自社制作できる部署がある完全独立性の会社だということ。
で、その中にはWWEスタジオというメディア部門もあり、トップレスラーの半生を描いたドキュメント作品なども多数制作しているのです。
本作は、そんなWWEスタジオが制作した女子レスラー・ペイジの半生を描いたドキュメントに感銘を受けたドウェイン・ジョンソンがプロデュースし、WWEが全面協力した伝記映画です。
ドウェイン・ジョンソン企画、”ザ・ロック“出演
イギリス出身のペイジは家族全員がプロレスラーで「WAW」という家族経営のインディー団体に所属。自らも13歳からプロのリングに上がっていたサラブレッド。
画像出展元URL:http://eiga.com / イギリスのプロレス一家に育ったペイジ
2011年にWWEのトライアウトを受けて合格し、WWE傘下のNXTで活躍後、2014年念願のWWEに初登場でいきなり当時チャンピオンだったAJと対戦、ベルトを奪取して一躍スターダムを駆け上がったんですね。
2018年に怪我が原因で惜しまれながらも引退するまでWWEの女子部門で活躍し続けたスター選手だったそうです。
兄と共にWWEのスーパースターを目指していた彼女ですが、兄弟で受けたトライアウトで彼女だけが受かり、大メジャー団体で生き残るというプレッシャーの中、紆余曲折の末にWWE女子チャンピオンになるまでを劇映画にした本作。
プロデューサーのドウェイン・ジョンソンはザ・ロック(ロック様)として活躍した元WWEのトップレスラーであり、彼もまたレスラー一家に生まれ育ったという境遇から、本作に特別な思い入れがあったのかもしれません。
画像出展元URL:http://eiga.com / 劇中では”ロック様“も降臨!
劇中でも、久しぶりに「ザ・ロック」として登場、あの名ゼリフやロック様口調を大サービスしてくれて、当時を知るファンの一人としては大興奮でしたよ!
また、WWE全面協力ということもあって、試合映像、劇中登場するレスラー、試合会場やバックヤード、観客に至るまですべてが本物。
ペイジとその家族などは俳優が演じてますが、しっかりトレーニングを積んだらしく、試合シーンでちゃんとプロレスしてたのが、ファン的には凄く嬉しかったですねー。(もしかしたら要所要所で本当のレスラーと入れ替わってたかもですが)
これぞ本当の”プロレス映画“
これまで僕は、何本かプロレスが題材の作品も観てきましたけど、試合のシーンになると正直(´ε`;)ウーン…ってなることが殆どでした。
例えばミッキー・ローク主演「レスラー」は、落ちぶれたかつてのスターレスラーの悲哀を描いた名作ですし僕も大好きな1本ですが、こと試合シーンに限ってはプロレス好きにとって物足りないというか、「プロレスになってない」って思っちゃうわけですよね。
画像出展元URL:http://eiga.com / ちゃんとプロレスしてる!
ところが本作の場合、試合のシーンがちゃんとプロレスになっていて、他の作品で感じるような違和感もないため、途中で冷めることなく物語に没頭出来るし、元トップレスラーのドウェイン・ジョンソンやWWEが関わっているからか、プロレスの華やかな部分だけでなく、プロレスへの偏見や、プロレスの抱える影の部分もリアリティーを持って描かれていて、それがプロレスファンだけでなく誰にでも通じる、普遍的なサクセスストーリーになっているのも素晴らしかったです。
生まれ育った団体とWWEの違い、容姿のコンプレックスに悩んで自分を見失ったり、シャイでプレッシャーに弱く、スピーチが大の苦手だった彼女が、ラストで何千人もの観客の前でついに真のプロレスラーになる瞬間は最高だったし、グッときてしまいましたよ!
興味のある方は是非!!!
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