今日観た映画の感想

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今年観た2022・2023年公開の映画、個人的ベスト20

ぷらすです。

今年も残りわずかとなり、年末恒例、今年公開された作品の中で僕が個人的に気に入った作品ベスト10をランキング形式でご紹介していこうと思ったんです。

が、例年は前年度見逃した作品のベスト10、本年度観た映画のベスト10を分けて発表してたんですが、今年は本年度・前年度・その他合わせて35本しか観てなかったので、2022年+2023年公開作品の中からベスト20作品をご紹介していこうと思います。

いつものように、下にいくほど順位が上がっていきますよ。

 

20位 M3GAN/ミーガン (2023)

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今やホラー映画の枠を超えてハリウッドを代表する監督の一人になったジェームズ・ワンと、A24と並びホラー映画と言えばでお馴染みブラムハウスCEOジェイソン・ブラムが製作陣に名を連ねた今年の話題作です。

世界的おもちゃ会社で開発に携わる主人公が、不慮の事故で両親を失った姪っ子を引き取り、いろいろあってAIロボのミーガンを作るも、大変な目に遭うというストーリー。

劇中のミーガンの動きはCGではなく、ダンサーでもある少女エイミー・ドナルドがスーツアクターとしてミーガンのアクションを担当していて、CGとは違う肉体性が怖さや面白さを演出しています。TikTokでもバスったミーガンダンスとかね。

19位 アラビアンナイト 三千年の願い(2023)

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「MADMAX」のジョージ・ミラー監督のファンタジー映画です。

ナラトロジー(物語論)の専門家で主人公のアリシア役をティルダ様ことティルダ・スウィントン。ランプの精ジン役を2018年「最もセクシーな男性」に選ばれ次期007の噂もあるイドリス・エルバがそれぞれ演じています。

正直に言えばやや舌ったらずで傑作というほどではないものの、それでも映像の端々にはジョージ・ミラーらしい広がりと奇想天外なイメージが見え、テンポも良くて個人的には楽しめた作品でしたねー。

18位 私ときどきレッサーパンダ(2022)

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ディズニーピクサー25作目の作品ですがコロナ禍もあって日本では劇場公開されず、ディズニー+での独占配信という形式に。

ストーリー的にはアジア系親子関係というか、個人的には嫌いな言い方だけどいわゆる「毒親問題」を扱っていて、それが当たり前と思っていた主人公が色々な体験を経て成長。母親とも和解するという物語です。

中国系カナダ人家族が主役ということもあって、「またコンプラか」と食わず嫌いしてる人もいるかもですが、そう言うのは抜きにして普通に楽しく観られるし、そこはピクサー作品なので映像のクオリティーも高いしストーリーテリングも上手いので、おススメですよ。

17位 アンビュランス(2022)

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みんな大好きマイケル・ベイ作品です。

マイケル・ベイと言えば、とにかくカメラをメッチャ動かしまくり、無暗に爆発と破壊(クラッシュ)をぶち込むことから、ついたあだ名はハリウッドの破壊王

ファンから「マイケル・ベイ」と「Mayhem(破壊行為)」を合わせた、通称「ベイヘム」というミームになるくらい作家性の強い監督です。

本作も、マイケル・ベイ節炸裂で、特にドローンを使った誰も見たことがないカメラワークは必見ですよ!

16位 犬王(2022)

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世界的アニメーション作家・湯浅政明古川日出男の原作小説「平家物語 犬王の巻」をアニメ映画化した作品。

いわゆる常識や時代考証に囚われない自由な発想で制作された本作は手塚治虫の「どろろ」を連想させる物語。

呪いによって生まれた異形の子・犬王と親友となる琵琶法師・友魚と繰り広げる圧巻のライブシーンは見ごたえありです!

15位 LAMB/ラム(2022)

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カンヌ映画祭「ある視点部門」のオリジナリティ賞を受賞した北欧ホラーです。

過去に子供を亡くした羊飼いの夫婦。ある日、飼っていた羊が産み落としたのは――!?というストーリー。

ジャンプスケア(音や映像でワッと脅かすアレ)や悪趣味なビジュアルで怖がらせるタイプのホラーではなく、むしろ、ホラーというよりダークファンタジーに近い、ある意味で寓話的な物語。

セリフによる説明が殆どないし、解釈は観ている側にほぼ丸投げなので、やや難解に感じるかも。ただ、個人的にはラムちゃんがメッチャ可愛って思いました。(小並感)

14位 ザ・フラッシュ(2023)

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ザック・スナイダー主導で推し進めたDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)の終演とジェームズ・ガンのCEO就任でスタートするDCU(DCユニバース)を繋ぐという触れ込みで公開された本作。

超足が速いDCヒーロー、フラッシュが本気で走ったら足が速すぎて時空を超えちゃったというストーリーで、フラッシュの行動が世界に大混乱を引き起こす、いわゆるマルチバースものです。

だからといって難しい物語ではなく、なんなら本作だけ観ても内容は分かるし、最終的に家族の物語に収束していくのも個人的には良かったですねー。

13位 女神の継承(2022)

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2016年公開のホラー映画「哭声/コクソン」のナ・ホンジン監督が、原案とプロデュースを担当したタイ・韓国合同作品。

タイ東北部の村で、代々祈祷師の家系の女性二ムを追ったドキュメンタリーという体で物語が進むフェイクドキュメンタリー形式のホラーで、姪っ子のミンの奇行を見たニムは彼女が女神バ・ヤンの次の巫女に選ばれたのではと思ったのだが――というストーリー。

哭声/コクソン」は個人的に好きな作品だったので本作も楽しみに観たんですが、本作も物語的に捻られていて、個人的にはかなり面白かったです。

12位 ヴァチカンのエクソシスト(2023)

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実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父を演じるラッセル・クロウが小さなスクーターに乗る姿がサーカスのクマちゃんみたいで可愛いと評判になり、そんなアモルト神父が若き司祭トマースと組んで悪魔と闘うバディムービー的な内容が、まるでジャンプ漫画のようだと話題になったんですね。

僕は個人的に1973年の「エクソシスト」から悪魔祓い映画が大好きなので、本作もメッチャ楽しみましたねー。

11位 マーベルズ(2023)

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MCU33作品目ながら、ネットでは「大コケ」「大爆死」「MCU史上最低興行収入」とか言われている本作。

ただ、ストーリーはメッチャ面白かったしそれぞれキャラクターも良かったので、不評の原因は本作の内容ではなく、本作に至るまでのMCUと親会社ディズニーの方針や計画にファンが反発、本作はその巻き添えを食ってしまったという印象なんですよね。

まぁ、3人の主人公のうち2人がDisney+のドラマ版の主人公というのも不人気の原因かもしれませんが、でもミズ・マーベルことカマラ・カーンがめっちゃ可愛いので、気になる人は是非観て欲しいです。

10位 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023)

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今年公開の大バジェット映画の特徴として”続き物”というのがあって、トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」や「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」を今年のベストに選ばなかったのも、それぞれ前後編・3部作の前編だったからという理由だったんですね。

で、本作は3部作の2作目なわけですが、じゃぁなんで本作を選んだのかといえば、前作以上にアニメーションが凄かったから。

前作でも、CG、2D、カトゥーンなど、異なる絵柄が一つの映像の中で違和感なく同居しているという離れ業でファンの度肝を抜いたんですが、本作ではさらに映像の密度と情報量が上がり、もはや1回観ただけではすべてを把握しきれなくなっているのです。

ストーリーも理想と現実の戦いというヒーローものが背負う宿命がテーマになっていて、しかもメッチャいいところで続いているので、次回作が待ち遠しくて仕方ないですよ。

9位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3(2023)

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2014年公開の第1作、2017年公開の2作目に続く、GotG完結編。

個人的にSF映画があまり得意ではなくて、ゆえにあのスターウォーズにもあまり乗れなかった僕が初めてドハマりしたSF(というかスペースオペラかな)が、このガーディアンズ3部作なんですね。

そして、2014年から続く物語の最後を飾る主人公はスターロードことピーター・クイルではなく、これまでシリーズの中で唯一出自を語られなかったロケット・ラクーン。

本作ではそんなロケットの出自と成長が描かれ、シリーズも大団円を迎えるんですよね。

いやもうね、ただただ、ありがとうジェームズ・ガンと言いたいし、そんな彼が統括するDCU作品も楽しみにしていますよ!

8位 君たちはどう生きるか(2023)

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公開前の事前情報がなかったので、観る前は正直「2時間駿に説教されるような映画かも」と覚悟して観に行ったんですが、実際はそんなことはなく、今までの宮崎駿作品総決算と言う印象だったし、どこか黒澤明の「夢」を連想する作品でした。

その後、色々話題になったNHKのドキュメントが放送され、主人公の真人は駿で大叔父は高畑さん。本作は「宮崎駿高畑勲を殺す」ある種父殺しの物語であった事が分かりました。が、ある程度コアなジブリファンなら誰もが「うん知ってた」って思ったんじゃないかなw

7位 PIG ピッグ(2022)

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玉石混合、やたら出演作の多いニコケイの長編映画100本目に当たる映画です。

人里離れた山小屋に住み、相棒の豚と一緒にトリュフを採るのを生業にしている主人公がある日、何者かに相棒の豚を誘拐され――というストーリー。

とくれば、当然ジョン・ウィック的、もしくはトム・ヤム・クン!的な、ナメてた相手が――的展開かと思いきや、事態は思わぬ方向に転がっていくんですね。

一言で言えばヘンテコな映画ですが、何故かずっと心に残る映画なのです。

6位 ベネデッタ(2023)

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はい、みんな大好きポール・バーホーベン監督の最新作ですね。

スティーブン・スピルバーグジョージ・ミラー宮崎駿リドリー・スコットなどなど、ここ数年は70~80代の映画監督がモリモリ新作を発表しているわけですが、本作の監督ポール・バーホーベンも80歳を超えていながらコンスタントに新作を発表する老監督の一人で、しかもまだまだ枯れていないというか、全盛期のパッションを今も保ち続けている稀有な映画監督なんですね。

本作はそんな彼が、中世イタリアに実在し・同性愛の罪に問われ生涯修道院に隔離された実在の修道女ベネデッタ・カルリーニの半生を描いた物語。

いやはや、さすがはバーホーベン。やはり一筋縄ではいかない激ヤバ映画でした。

5位 NOPE ノープ(2022)

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ゲット・アウト」「アス」などのジョーダン・ピール最新作。
ゲット~では人種差別、アスでは貧富の格差を描いた監督が本作で描いたのは「見る・見られる」関係性で、”映画”そのものを本作に落とし込んでいるんですね。

それでいてジャンル映画、エンターテイメント映画としてもめっちゃ面白いので、まだ未見の人は観て損はしない作品です。おススメ!

4位 ゴジラ-1.0(2023)

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アメリカやイギリスなど、海外で歴史的大絶賛をされている山崎貴監督版ゴジラです。

一方、日本では公開当初は絶賛ムードだったものの、その後批判も増えてまさに賛否両論という感じ。まぁ、批判的な人の意見もメッチャ分かるんですよね。

決して手放しで褒められる映画ではないし、作劇の穴も多く語り口が上手くないところも。それでも僕が本作を評価するのは、初めて市井の人々から見たゴジラを描いたことと、終戦後の日本と主人公を通して、現代日本といわゆるZ世代の若者を描いたところが新しいと思ったからです。

1月には白黒版も公開されるらしいので、そっちも観に行こうかな。

 

というわけで、ここからはいよいよ、今年観た2022.2023年公開の映画、個人的ベスト3です。

 

3位 首(2023)

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北野武監督最新作で、あの「本能寺の変」を描いた歴史時代劇です。

こちらも賛否ある作品ですが、個人的にはめっちゃ面白かったです。

戦国時代を描いた群像劇ということもあって、恐らくは黒澤明をオマージュしているシーンも。それでいて、露悪的に死体や生首を大量に出すあたりは「アウトレイジ」感もあって、自ら羽柴秀吉を演じた監督は、そんな戦国武将のアレコレを大森南朋演じる義弟の秀長、浅野忠信演じる黒田官兵衛と一緒に茶化すコメディーリリーフになっています。あと、加瀬亮演じる信長のあの身も蓋もない感じもメッチャ良かったですねー。

2位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2023)

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スイス・アーミー・マン」のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督作ということで個人的にメッチャ期待していたんですが、個人的には期待を上回る面白さでした。ただ、賛否分かれるのも頷けるというか、誰にでも刺さる映画というわけではないんですよね。僕は大好きだけど、この作品がアカデミー賞総ナメしたと聞いた時は「え、マジで?」って思いましたしね。

MCUのお陰で広く浸透した「マルチバース」に混沌をもたらす強大な敵 ジョブ・トゥパキと主人公の中年女性エヴリンとの戦いをメインにしたストーリーですが、そこは「スイス・アーミーマン」の2人が監督ということで、一筋縄ではいきません。

一言で言えばめっちゃヘンテコな映画なんですが、スイス~同様に、そのヘンテコさがクセになるのです。

1位 フェイブルマンズ(2023)

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というわけで栄えある第1位は、スティーブン・スピルバーグ監督の半自伝的作品「フェイブルマンズ」でしたー!拍手喝采!(゚∇゚ノノ”☆(゚∇゚ノノ”☆(゚∇゚ノノ”☆パチパチパチ!!!

昨年の第1位が「ウエスト・サイド・ストーリー」ということで、スピルバーグ監督2年連続第1位と相成りました。

スピルバーグ監督の半自伝的作品ということで、「ジョーズ」や「未知との遭遇」「インディー・ジョーンズ」の裏側なんかが描かれるのかな?とワクワクしていたんですが、いざ蓋を開けてみたら、もっともっと前のスピルバーグが映画と出会いから映画作りにのめり込む少年時代を中心に描いていたんですよね。

それはまさに映画の神からスピルバーグ少年に与えられた祝福でもあり、同時に家族を壊す呪いでもあったわけです。うむむ、深い。

僕なんかはスピルバーグの映画で育ったと言っても過言ではない、まさにスピルバーグチルドレンですからね。そんな彼のルーツを観られてメッチャ良かったし、最後、まさかのあの人の登場には思わず爆笑してしまいましたよ。

 

というわけで、今年観た2022・2023年公開の映画、個人的ベスト20でした。

昨年はあまり映画を観られなかったので、今年こそは沢山映画を観ようって思ってたんですが、色々あって結局昨年よりも少ない本数しか観られませんでした。

なので、来年こそはもっと沢山の映画が観られることを祈って。

それではみなさま、よいお年を!(´∀`)ノシ